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シニア層と認知時間

スタッフN「さっきの授業、インターネットだったので、高田馬場駅周辺のレストランを探そう、ってやったんですよ。ぐるなび出して、馬場を指定して、半径300メートル以内で探したんですよね。」

私「ふむ。」

スタッフN「そうしたら、休憩時間に「先生、このパソコンは自分の居場所が解るようになっているんですか?それは個人情報としてどうなんでしょう」って聞かれたんですよね」

そんな会話が先程繰り広げられた。

実は先日、JADMAさん主催の会合?でシニア層も使えるECサイトにする為に、と言うお題講演をさせて頂いた。
その際に、講演材料として3名のシニアに2つのECサイトを自由閲覧して頂き、その際の視線の動きをアイトラッキングを利用して記録した。

長い。

何が長いって、トップページから次のページに移る時間が、20歳代若者に比べて(Twitterでは3倍と流してしまったが)5倍近く長かった。

明太子で有名なふくやさんのトップページの滞在時間
50歳代以上・・・平均65秒
20歳代・・・・・平均17秒

ケンコーコムさんが
50歳代以上・・・平均61秒
20歳代・・・・・平均12秒

どうも、「そのページが何であり、どこをクリックすればいいのか」という認知と判断がとてもスローペースになるようだ。

さらに、文字情報だと認識し、「商品名」と認知するまで時間がかかる。

今回は、この二つのサイトをお好きなように見て下さい、というお題だったので3人とも逃げ出さなかったが、そうでなかったら、認知できないまま帰っていたかもしれない。
(ふくやさんはトップにFlashがあり、そのメニューを選ぶのに時間がかかっているので一概に認知がとてもゆっくり、とはいえないですが)

シニア層も使えるウェブサイトだったり、シニア向けウェブサイトだったりするときに、もう、「文字の大きさを」というのは、もう、当たり前のこととして認識し、それよりも「文字数減らす!」とか「大きい文字と小さい文字のメリハリつける!」とか、「文字の代わりに画像に語らせる!」などなど、そういうことをきちんとしたほうがいい。

少なくともシニア層は、「何のサイトか」を認識するのにも時間がかかるのだから。

そして、最初のエピソードに戻ろう。

結局、受講生のシニア層は、「はい、高田馬場を選んで」「300メートル以内を選んで」とポンポンと指示されたので

「やったことはやったが、なにをやったのか覚えていない」

状態になっている、ということなのだろう。

その話をスタッフNにして、これからは講習時に、今、何をやったのか、当たり前のようなことでもしっかりともう一度繰り返すようにしよう、という話で昼休みが終わった。

参考動画
ふくやさん
60歳代女性1
60歳代女性2

ケンコーコムさん
60歳代女性
50歳代女性

シニア向けサイト、シニア層も使えるサイトを作るためのガイドライン(PR)

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