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バッティングセンター式コミュニケーション

最近行っていないが、バッティングセンターが好きだ。
ゴルフはボールが前に行かないと話が進まないが、バッティングセンターは、ボールが後ろに行っても、前に行っても次のボールが来る。エアイチローとか、エア松井とか、バットを振るだけで一流選手になった気分になれるバッティングセンターが好きだ。

ところで、今日、男性陣の話でスタッフ間で盛り上がった。

女性の生徒さんは4人いれば、4人で盛り上がる。
スタッフが他の人の質問を受けていて、その場にいけなければ、一人の女性は周りを巻き込んで、ワイノワイノと仲良くやる。

例えば、団体講習でもそうだ。
女性だけのコースは、その後皆で食事に行ったり、「今度も一緒に受けましょうね!」と(表面上でも)言ったり、とにかく仲が良い(様に見える。それを処世術と言うのかも?)

ところが、男性である。
男性(特にシニア層)は、双方向通信という機能が欠けているんじゃないかと思う時がある。

4人いると、4人違う話を一方的にスタッフにしている。
困惑するスタッフ。自分を守るためには、双方向をスタッフ対シニア男性(×4)ではなく、シニア男性対シニア男性×2組にせねばならない。

「Nさん、そうですか、こちらのYさんもお孫さんがいらして・・・」

などと、ちょっと紹介などをして仕掛けてみる

「ふーん、で、僕はね」と自分の話が続く。「きいちゃあない!」と思わず突っ込みを入れてみたくなる。
聖徳太子になれないスタッフは、時計の針のように、4人に交互に相槌をうっている。ちょっとおもしろい。

時折、コミュニケーションに長けているおじさまもいらっしゃるが、いや、そうでもないか。人の話を聞いているふりして、相手の話が一息つくと自分の番だと思っている。ひとつの話を広げようとしない。
それは返す事で何かがはじまるわけではない、バッティングセンター式コミュニケーションとも言えるだろう。

おじさまA「昔アメリカに行った時は、まだ360円でねえ。」
おじさまB「そうですか、そのころアメリカに行かれたと言う事は随分冒険だったのではないですかねえ」
おじさまA「(略)」5分くらい話す。一息つく

おじさまB「そうですか、ところで先日○○園に牡丹を見に行きましてね」

なんじゃそりゃー。

男性にとって、話を聞くふりをするのが処世術なのか?

それとも、しゃべりに飢えているのか?

自宅では奥さんは一方的にしゃべる(ほんとかな?旦那は反応がないから友達と話す!という奥様多し)。娘がいる場合は、ようもまー、こんなくだらない会話で無駄な二酸化炭素を吐いてるなあと思う。同窓会に行けば腰が痛いだのつまらない話(と思ってるし、思われている)

そうすると、話を聞いてくれそうな人に、どーーーーーーーーっと話したくなるのは、人間だから、仕方ないんだろうか?

どこかのアンケートでストレス発散に女性は1位「おしゃべり」というのがあったが、男性は、おしゃべりではなく、語らせろ!って感じなんだろうか。
とにかく球を投げろ!エアイチロー発動!そんなかんじなんだろうなあ。

#私はそう思うとまん中だなあ。友人とくだらない話を延々とするのは楽しいが、人見知りの為女性らしいコミュニケーションは(あら、このスカーフ素敵ねえ、奥様。みたいな。思ってもない事を言えるかー!)苦手、とはいえ、語るのも好き。性別を超えてコミュニケーションという軸で、人間を分析してみるのも面白いかも。


13:48追記
おばさまのコミュニケーションもやっぱり恐い。(と思った)
さっきまで仲良さそうにしていたのが、自分のことになったら人を押しのけて自分の事ばかり聞いている。まあ、そういうもんだなあ。おおっと、自分の話が終わったら、隣の人と仲良くなった!流石!

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幸せな老後を考える。

とりとめもない話をば。

わが教室の最高年齢のセッちゃんは、90歳である。
正確には、89歳なのだが、「89も90も同じだ」と言い張る。

都合の悪い話は聞かない。
都合のよい話は聞く。

「お元気ですね!」という言葉は聞こえる。
「お若いですね!」も聞こえる。
「そういえば、お月謝どうされます?」は聞こえない。(笑)

加齢はあるが、ものすごいしっかりしている。
都合の悪いことは忘れる。
都合のよいことは忘れない。

昨日、久しぶりに、ウイルスバスターの期限切れが出る、どうしたらいいか?と、パソコンを持ってらした。

「これは新しいのを買ってこなくちゃいけませんね」というスタッフ。買ってきてあげなくちゃいけないかな?と思っていたら、「私、1日もパソコンのない生活は考えられないから、ちょっと買ってくる。」と一人で池袋に行ってすぐに買ってきた。なんたる行動力!

「私、おばあちゃんでしょ。おばあちゃんというのは、パソコン苦手でしょ?だから、全部やっておいてね」と独自理論を展開するセッちゃん。
70くらいの人を捕まえて「あんたは、まだ若いでしょ。だから人に頼って生きちゃだめよ」とめっちゃ説得力のあることを仰る。

セッちゃんを前にすると、誰も、何も言えないのだ。


最近、幸せな老後について考える。何を考えてるんだ!と色々な人に突っ込まれるが、老後をベースにした人生設計に切り替えている。
年をとって、ずっと不満ばかり言っている人は多い。
人が言うことを聞いてくれない、親切にしてくれない、やってくれない、やさしくない。
そうはなりたくないなあと思う。
もう年だから何もできない、若い人がうらやましい、そういう人も多いけど、あなたにも若い時代があったんだから、その時は楽しかったでしょう?と心の中で言ってみる。
そうじゃないのかな

仲良しの85歳が言う。
「最近の技術はすごすぎて、本当に驚くよ。でも、早く死にたい!とは全く思わない!」
すごいパワーだなあ。人が集まる人は、普通の愚痴老人とは全然違う。

どうせ、年をとるのだから、人から愛される老後がいいな。自分しか愛せない老人にはなりたくない。お金しか頼れない老人にもなりたくない。(もちろん、サービスの対価として支払うことは重要だけど。若い人に「お金があるから付き合うんだけどね」と言われたくない。ということ。)

老人は出せるパワーが少なくなるので、どうしても下から吸い上げようとする(イメージ。)そんな中でも、人が集まってくるような老人になりたいな。パワーを失わないようにし、若い人に道を譲り、口を出さずに金を出し、経験を忘れ、お手本のような老人になりたい。死ぬ前に恋をするのもいいだろう。

と、最近、そんなことを考える。寒いからかな。というよりも、無事に老後を迎えられるのか?とたまに思うけど。

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手元か画面か

「仲間内でさ、パソコンできるって言っちゃったんだよ」

と、Yさんは入会した。

「そしたらさ、収支報告作ってって言われちゃって。デヘ」

絶対、仲間内の”ジョシ”に言われたんだろう。そして、断れなくなったんだろう。

「ということで、エクセルやりたいんです」

というYさんはキーを打つのがやっと。エクセルも何も、セルの概念がこれっぽっちもないのに、相当大変である。

初回の収支報告書は、私の一存でワードにしてみた。
Enterを押しても行が増えないことにずっと疑問をぶつけていたので、もう、無理だ、と思った。無理。

ところが、Yさんはエクセルをしたいらしい。
私がいないところで、他のスタッフにエクセルを学ぶ。

私が見た時に一生懸命エクセルに打ち込んでいた。

がんばれ。

ところがである。セルと行のマウスの形の違いが解らないのと、マウスを動かすのが苦手なため、よく、行を消してしまう。「あ。何もしてないのに、横の数字が11から15になった。」と、彼はいい、なぜかA列に数字を打ち出す始末。

「これは、この行が見えなくなっているだけですよー。」と笑顔の私。

「では、ここをドラッグして、右クリックすると、「再表示」ってありますよね。」

「うん」とYさん

「では、再表示をクリックしてみましょうか」


「右?左?」

「左です」

と、おもむろに手を見るYさん。そして、マウスの先っぽは[再表示]から[非表示]に移動し、決断のクリック。嗚呼。

画面を見るYさん

「あれえ、今度は10から16になったなあ。」

「・・・今、間違えたとこ、クリックしちゃったみたいですね。戻るボタンで戻りましょうか」

「間違えた!?」となぜか、Deleteキーを押すYさん

「ふふふ。」このくらいじゃあ驚かないぜ。戻るボタンの場所を指し示す私。

「さて、それでは、もう一度、再表示。今度、マウスのボタンを押す時には、手元じゃなくて画面を見ながらおしましょうね」

「はい」

以下ループ。クリックするときに目がどこかに浮いている。ずっと再表示を押せない。

#今考えれば、非表示になった時に戻るボタンを押していただけばよかったのか。いや、でも、気づいたのがすぐとは限らないから・・・ぶつぶつ。


10分後。

ようやくできた。私も疲労困憊だが、Yさんも疲労困憊だ。
入力の時もそうだ。手元か、画面か。
初心者にとって買い物がしにくいのはエラーがよく出るせいであり、エラーがよく出るのは、画面を見ていないからということが多い。サイト制作者は、初心者の気持ちになって、サイトをチェックすべし。という結論である。


ところで、最終的には、入力されたデータに線を付け、形を整えて、Yさんはご機嫌であった。

「Yさん、今度基礎からやりましょうね」と声をかけた私に

「今度の書類は再来月だから、再来月また来るね!」と笑顔で帰っていかれた。

H女史が言う。「いいわね、私たちみたいな高齢者相手だと、毎回忘れてるからおタクは商売になるでしょ!」と。いや、そうかもしれないけど、それはそれで、時折切なくなる乙女心を解ってほしいと、満月の度に思う。おじいさまじゃなくて、王子様がこの俗世から連れて行ってくれればいいのに!(笑)

周りにいるのは白馬の王子さまじゃなくて、白髪のおじ様でもなくて、無髪のおじいさまばかりだったりする職場より。

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