« 2008年12月28日 - 2009年1月3日 | トップページ | 2009年1月11日 - 2009年1月17日 »

行く年くる年

時代が変わっているなあと思う。毎年毎年、変わっている。
去年ヒットしたことは今年はヒットしなかったり、去年ヒットしなかったことがヒットしたり。

意識も随分変わっている。

たとえば、7年前(頃)、教室を開いた時に、いつも聞かれるのは「お宅はどこのメーカー使っているの?」
9割が他の人がまず最初に聞くことはそのことだったのに、最近では聞かれないようになった。

最近増えた感じでは、パソコンを「簡単」という認識だろうか。
「パソコン触ったことないんだけど、簡単に年賀状が作りたい」とか「ホームページに1枚、簡単に追加してもらえませんか」とか、何かあると「簡単に」と言われるようになってきた。(そんな簡単にYahoo!でトップにあげてほしいとか、簡単に年賀状をちゃちゃちゃと直してほしいとか、簡単に、写真のこの人を消してほしいとか、簡単って言うな!と思うことがあるけども。)

インターネットもそうだ。前は、「ぐるなび」を見てるわよ。という人が多かったのに、最近では 「Yahoo!で地名、料理名で探すの」と、ぐるなびとか、Yahoo!グルメとか、そういうのを認識していない。

もう、認識する必要がないのだ。
とてつもなく気に入ったページでなければブックマークも必要ないかもしれない。また探せばいいだけだもの。前見たページなんて覚えていないんだもの。
ブックマークどころか、気に入ったページ(家族のブログなど)はデスクトップにショートカットアイコンがある人もいる。(それでデスクトップが埋まっている人もいる)

ずいぶん前、どこかの雑誌に、いろいろな方のブックマーク拝見、というのがあり、ネットレイティングスの萩原さんが「僕はお気に入りに入れないなあ、検索するから」みたいなことが書いてあってびっくりしたが、もう、そうなってきているんだなあと思う。

そこでこんな記事
平成生まれの中学生のケータイの使い方

 まず、ほとんどの生徒が使っているのがau(KDDI)の携帯電話。面白かったのは、機種名を言える生徒がほとんどいなかったということです。

正直、どうでもいいんだと思う。
古来からの人が感じている線引は、新しい人には必要ないんだと思う。

昔、うちの父がとてもとても嘆いたことがある。それは、私がインドに、バックパックと寝袋とスリーピングマットと、そしてお世辞にもかわゆいとか、きれいとか言えない格好で成田に向かう朝のこと。

「昔は海外に出るときはスーツにスーツケースだったのに。」

「今はこういう時代だよ」とどういう時代かよく解らないまま、私が言う。

私が就職活動をしていた時、ケータイ番号を履歴書に書くなんて不届き者だという話があった。
しかし、いまじゃみんなケータイである。固定電話を持っている人のほうが驚くこともある。


時代は変わっている。
新しい概念は、古来の概念を斜め上行く展開をしている。

新しいがえらいんじゃなくて、新しいが、一般なのである。
新しい人は、常に新しい人じゃなくて、所謂、マジョリティなので、決して新しくはないのだが、新しいのである。それが先行者には理解できない。

それふつー、が新しくて一般的なのだ。先行者は化石なのだ。
先行者が、マジョリティの「ふつー」の「あたらしー」に入っていくにはとても苦労と勇気がいるけども、その感覚を「俺たちと違うよね」と区別だけしていたら、そのままシーラカンスになっちゃいかねないな、と、現場に立ちながら自分を戒めてみた。新型シニアに対応していかないと、私も古いシニアという魚拓ばかり追ってしまうことになるかも。現場というのはとても刺激的です。はい。

ところで、最近、戒めモードばかりです。老化してるのかな。

PR]あたらしいシニア層も使えるウェブサイト制作ガイドライン。あなたのあたりまえが通用しない!新しい当たり前標準のポイントです。ポイントリスト付き。

| | トラックバック (0)

検索サイト

年末の喧騒を想像できないほど、静かに新年を迎えました。
なんだか、とても平和です。
ただ、新入会の問い合わせが非常に多く、「仕事を始めるのにとにかくパワーポイントを!」「入力とかは?」「そんなものはいらないの!パワーポイントを!」のようにネタには事欠きません。

---

ところで、私はなんでも検索する。
そうやって、新しいサイトとの出会いを増やしていく。
検索サイトは、サイトの出会い系サイトなのかもしれない。と、ツラツラ考える。

このようなブログを読む多くの方は、GoogleとYahoo!が違うものであることを知っている。と思う。検索結果は、他のサイトの検索結果なんだということも知っている。と思う。

しかし、インターネットに不慣れな人や、別に概念を知らなくたってインターネットができる人たちは、違いについてあまり考えない。

「パソコン教室のインストラクター」を募集した面接の時に、知識の深さと説明の仕方を見るために、「『GoogleとYahoo!ってどう違うの?』と70歳の人に説明をするように話してください」という質問をする。

学生アルバイトさんを募集した時は比較的大変だ。

2、3年前なら知識は当然持っていて、その説明の仕方だけを確認すればよかったのだが(たとえば、人に伝えようとする気持ちがあるか、解らないと言われた時の対処方法、くどい説明をしないかなどなど)、最近では

「え、僕、インターネットとかあまりしないんで、そういうのきかれても困ります」
とか
「Yahoo!とGoogleは一緒です」
とか

そんな回答が並ぶ。
物心ついてパソコンがあって、自分が検索しているところなんて、はっきしいってどうでもいいんだろうと思う。

ちなみに、「Yahoo!と楽天ってどうちがうの?」という質問もする。
前は検索サイトとショッピングサイト、というすみ分けだったが、どちらも大幅に手を入れて、たぶん、ユーザーには違いが解らないんだろう。
最近、これの回答率が異常に低い。「解りません」がメイン。

他には「プロバイダです」とか「どちらも検索します(Infoseekのことかな?)」とか、そういう答えが並んで、私の中での最高傑作は「僕、野球詳しくないです。」という答え

なるほどー。そう来たかー。
#一応、インストラクターになりたいという募集なので、知識がなさすぎる場合にはお断りしている。不思議だなあ。どうしてインストラクターになりたいと思ったんだろう?

ユーザーさんの感覚はそんな感じ。
きっと、昨日買ったECショップはどこだったかも覚えていない。
アマゾン以外は。


若者ですら、こうなのであるから、高齢者はもっとすごい。

GoogleとYahoo!の違いはなんとなく解るらしい。Googleを使う人はカッコイイ。検索するならGoogle。
検索の先が、「どこ」なのかはわからない。Yahoo!で検索したら、そのサイトはYahoo!に所属しているし、Googleで検索したらGoogleに所属している。

作っている人と、使っている人の間にはサイトに対する感覚の深い深い溝がある。

人間は解りあうことができない。人間はそれぞれみな違う。
そんなことを教えられながら、サイトを作っている人は思わず自分と同じ見方をしていると思い込んでしまう。

気をつけねば、と自戒。

[PR]初心者・シニア層でもあなたのウェブサイト操作を迷わせないために守るべき最低限のポイント販売中♪

| | トラックバック (0)

ウェブサイト構築ガイドラインの内容[PR]

こんにちは。
「内容がみたい」というはてなブックマークコメントを頂きましたので(多謝)
一部ですが・・・(といっても、発表済みですが・・・)

こんな感じでいかがでしょうか?

基本的な文字の大きさ、色差からはじまってエラーの表示方法や検索結果の表示方法など全部で107ポイント。(煩悩が一つ足りません。槙原の完全試合の球数よりも5つ多いです。)

ぜひ、ご検討ください。
シニア層も使えるウェブサイト制作ガイドラインはこちらから。ブックマークありがとうございます。大感謝です。

| | トラックバック (0)

初心者の気持ち

年始に初心に戻る、ということを常々意識しているのですが・・・

私が初心者だったころ、(だいぶ長い初心者の時期があったのですが)、当時「ネットスケープ」を使っている人がかっこよく見えて仕方なく、それを「ネスケ」なんて略してようなら「なんと、この人出来る人!(胸キュン!)」という痛い時代があった。「エイチティーティーピースラスラ」なんて言う人も胸キュン(当時)。スラスラすいすいすい、と言えば今考えれば植木等だが、当時はそれもかっこいいと思っていた。

いつ、初心者を抜けたのか解らない。ずいぶん長い間、初心者を脱したいなあと思っていた。
多分、パソコンを使うバイトをするようになってからだろう。

昨日いらしたおばさま。
「私、基本的な事は解るのよ。だから、何を受講すればいいのか聞こうと思って」

色々ヒアリングを行う。

「ワープロ出身だからね、大体は解るのよ」

この「解るのよ」は、大抵鬼門である。

「でね、このお正月は年賀状を作ろうと思って、一番売れてるって書いてあった筆まめってやつを買ったのよ!」

「でもね、作ったのに消えちゃうわけ!どこにいったか解らないのよ!」

ヒアリングどころじゃない。どんどんヒートアップしていくオバサマ。どこで着地点を設けようか画策する私。

「でね、電話して聞いたのよ。文字を消したいおって。そうしたらデルタって言われて」

デルタ!

「私はね、ほら、基本的な事は解るから、押したら消えたのよ。その位は解るのよ!でも、その後文字が入れられないの!」

(???????)

「だから、言葉を知りたいのよ」

私「では、基礎ステップアップコースなど、いかがでしょう?」

おばさま「基礎なんていやよ!私は基礎は解っているの!」

にょ~ん。(困った時の心の声)

おばさま「作ったのがどっかにいくのが困るのよ!」

私「基礎ステップアップでは、保存とか、フォルダ分けを勉強しますからね」

おばさま「そう、店員さんがいうのよ!フィルター!って!それがもうーわかんないのよ!きーっ」

(しばし店員さんに同情中)

ウェブサイトを構築するときに、使っちゃいけない言葉がある。たとえば、サイトマップとか、アクセス(交通案内)とか。私達がNowLoading と読めるのは初心者や自分は初心者じゃないと考えている人にとっては「なんなのよ。むっきー!」なのである。

確かに、ウェブの世界を離れて、自分がどうしても覚えられない分野の話を聞いていると、何を言っているのか解らない。日本語でOK!って思う事がある。しかし、自分の住んでいる所で、それが常識だと、それが特異な事だということに気付けない。

先日、同窓会に行ったが、違う分野で生きている人とは普段使っている用語も、自分の関心ごとも全く違う。

私達は、誰しも、人は自分と違うんです。ということを、当り前のように認識しなくちゃいけないんだと思う。
それは、ウェブサイトでも、ソフトウェアでも、その他でも。
もし、色々な人に使って欲しいと思うなら。


[PR]シニア層も使えるウェブサイト制作時のガイドライン発売中!ウェブサイトで使っちゃいけない言葉、置き換えの言葉も満載。

| | トラックバック (0)

ウェブサイト制作ガイドライン発売開始のお知らせ

新年あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

今年も年をとることが楽しくなるような、シニア・シルバー層の生活を提案できれば幸いです。
シニア層・シルバー層ビジネスのことであれば、まずはお気軽にご相談ください。


さて、早速ではありますが、さまざまな企業様からウェブサイトのことについて相談を受けることがあります。

その相談の中には企業様特有のものもあれば、皆さん同じところで悩んでいるんだなあ、迷っているんだなあと感じることも少なくありません。

そして、この度、約5年間に渡り定期的に行ってきたウェブサイトユーザビリティ調査や、自社のパソコン教室事業を通して触れてきたシニア・シルバー層の生の声、1,000回を超えるシニア向けインターネット利用講座から得られた忌憚のない意見を収集し分析した結果から導き出した、シニア層も使えるウェブサイト制作時に守らなければならない最低限のルールをまとめ、本日より販売を開始いたしましたのでお知らせいたします。

■ シニアも使えるウェブサイト設計のためのガイドライン

少なくとも、これだけは守ってほしい!という最低限のラインをまとめています。
文字の大きさや色、そしてページ内リンクのあり方、グローバルナビゲーションの配置などなど、先日も某所で打ち合わせをしながら、今不安に思っている問題点はこの1冊で随分解決できるなあと思うような内容ばかりです。


今までも、ウェブサイトではいろいろ発信してまいりました。
[シニアも使えるウェブサイト構築TIPS]

ぜひ、本ガイドラインも併せてご利用ください。

本年もよろしくお願いいたします。

| | トラックバック (0)

« 2008年12月28日 - 2009年1月3日 | トップページ | 2009年1月11日 - 2009年1月17日 »