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簡単モード

仙台に教室がオープンいたしました。

今朝から生徒さんが通われています。
まあ、いろいろな方がいらしているのですが、「ずっと自己流でやっていました」という66歳の女性。

彼女を見ていて思う。
できるということは、できないことを知ることであると。(哲学のかほり)

とあるソフトを使っている。
初心者でも簡単にできます。というデジカメソフト。
最初からついているもの。

「この間調子が悪かった時に息子が来てサラにしたら写真が消えてしまったので、他の物に保存したい」

まあ、バックアップである。

しかし、そのソフトは、バックアップが簡単にいかない。
なぜか、うまくいかない。

初心者と思われている部分であればそのソフトを使えばなんでもできる。
しかし、そのファイルの場所をみたいとか、そういうちょこっとした「小難しいこと」をしようとするとなにもできない。
初心者なんだから、そこで満足してよね、という感じ。
「簡単」の押し付け。

彼女は簡単を求め、そして、「簡単」の意味を知らない。自分のしたい行為が簡単かどうかも解らない。まさか自分がしたいことが簡単モードにないとは思わない。
ソフトメーカーは簡単を「こうだ」と決め、その簡単を押しつける。
そこに溝がある。


私はパナソニックのMP3プレーヤーを使っているが(というか、身近な電気製品はすべてパナソニック。)音楽を取り込むときは「簡単モード」を使う。簡単モードでできることをほぼ把握して、それで十分であると思っているからである。

初心者は簡単モードの意味を知らない。
だから簡単を把握しない。簡単にできることを求めるのに内容は簡単モードを簡単に超えたりする。

ユーザーも悪いなあ。と思う。
でも、メーカーも、簡単モードでできることを提示せずに「簡単だよー!」って言うのもずるいなあと思う。本当は簡単じゃないのに簡単だって言っちゃあいけん。と思う。

難しい世の中だあね。

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