« 2007年11月 | トップページ | 2008年1月 »

コロコロ変わる

コロコロ変わると言えば、女心と秋の空。

コロコロコミックではない。

さて。

Mixiについて話していたところ、Iさん(59歳)が言った。

「Mixiは画面がコロコロ変わるから使いづらいんだよね。」

インタフェース部分を変えると多くの人から文句が出る。それが改善でも改悪でも。

ただし、若い子は文句を言いながらも対応できる。
「前使っていた機能が使いづらい」と言いながらも。
そして、慣れる。

中高年になると「うぉ、画面変わった」「解んなくなっちゃった」「んー。じゃあいいや」or「最低限の機能だけ・・・」←Mixiだと日記を書く、足跡を見る  となってしまう。

そんなことは避けたい。

彼らを見ていると、どうも画面の中を相対的に覚えているようだ。
これは右上にあったとか、これは左にあったとか。
本当はそんな概要ではなく、この場所。という決まりを彼らは勝手に作っている。
そして、そこにあると思い込んだらその場所から動かない。

インタフェースが変わったウェブを見ると必ず「前はここにあったのに。」とそこから半径2センチくらいしか画面を見ない。必ず柳の下にはドジョウがいると思っている。

もし、中高年も視野に入れたウェブ展開をするなら、インタフェースを変える時に相対的な場所を変えない、もしくはその周辺に同じ機能を配置する、と言う配慮も必要だと思う。そうでないと、使われなくなってしまう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ご利用は計画的に。

年末ですね。
本年の業務は28日にて終了です。新年は、なんと7日からです。(正確には5日も営業しておりますが・・・)

本年もいろいろと御世話になりました。
はてぶのコメントをいただいたり、直接コメントを頂いたり、直接メールを頂いたり、実際にお会いしたり、飲んだり、とはいえ、トラバに関してはかなりスパムが多く、間違えて一括削除してしまったりもしてしまいましたが(大筋粗忽者)、大感謝です。

今年度中に27教室できるなど、弊社のパソコン教室も数が増えてまいりましたので、来年は他教室とも連合しながらより精度の高い消費行動、そして多様なモニターさんにご協力いただこうと考えています。
そして、ささやかながらおにいさま・おねえさまのワンダーワールドの御手伝いと明るい未来作りの土台作りをしていこうと思います。来年もよろしくお願いいたします。

さて、年末ですよ。
年末といえば、弊社は年賀状地獄です。
今年は例年よりおとなしい?と思いきや、今になって、年賀状ラッシュです。

そんな中、電話がありました。Hさん54歳。

「私、去年通ってたの、覚えてる?」
(私)「ええ・・・(なんとなく・・・・同じ名前の人多いんだなあ。。。)」

「ところで、私、去年年賀状作ったんだけど、どうやって作ったんだっけ」

(私)(・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。)

「なんかソフトを使ったのよね」

(私)「なんのソフトでした?」

「富士通!」

(私)(いや、それソフトじゃないし!ハードだし!)

「そのなんかのソフトで画像の取り込みの仕方を忘れちゃって」

(私)(いや、その前にそのソフトがわからなくちゃ指示のしようもない!)

「困ってるのよね、どうすればいい?」

(私)(それは私が教えてほしい。)

(私)「とりあえず、いらしていただけますか?」

「でも、暇ないのよね。年末は忙しくて」

(私)「・・・・・」

毎年末、ご利用は計画的に、という言葉が頭をよぎる。

とにかく、いろいろ大変なのである。ふぅ。どうやったら心の広い人になれるんだろう?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

いごこち

先日、妹(新卒)の会社で忘年会があったそうです

我が家は姉妹で年が離れているのですが(長女と三女が10歳差。私は真ん中)話題も比較的妹が中心で自分では妹との年の差をあまり感じたことがありません。(体重は彼女のほうが上ですし。)
よく、年の差姉妹は話すことがない、などと聞きますが、そんなことはなく、うちは3人いれば私以外の二人が永遠にしゃべり続けています。(ちなみに、信じられないことに、3人の中では私が無口キャラと、自分を思っている)

さて、その忘年会の中で「もりちゃん(妹)は本当にオジサン受けがいいよね」と言われたそうな。
帰ってきて嬉しそうにその話をしたものだから、「で、誰がおじさんなの?」と聞いてみたら、なんと、私と同い年ぐらいの人たちを指しているというではないか。許すまじ。私がおじさんといったら70歳過ぎなのに(それも変だといわれる)

ところで、シニア。
私は若いと思っている。僕はほかの人に比べて若いと思っている。
その割に、若い子と話しても話が通じないとも思っている。

これは矛盾じゃないか?とふと、そんな話題になった。
口コミでも何歳の人が書いたか知りたい、同じくらいの年の人と話したい、60の人が20の人とじゃ話が合わない。

でも、同い年の仲間ばかりは老けそう、お友達はみな老けているけど僕は若いんだよね。

あれあれ?

妹の忘年会で私と同い年ぐらいの若い人が妹に「もりちゃん(妹)は若いのに話が普通にできるよね」と言われたと。「まあ、うちはお姉ちゃんが結構年なので」と言ったと聞いて、思わず妹の着ているカンガルーパジャマの尻尾をふんずけてやった。

年相応、というのがある。
若すぎもせず、年過ぎもせず。
ジャニーズと言えば光ゲンジだよね、という私と「やっぱりなんとかでしょ」と言う女子高生と。

それは、年齢を与えられて、あなたはミソジだから光ゲンジです、とか、あなたは25歳だからV6ですとか、そういうのじゃなくて、その年齢相応に好きになる場所とかアイドルとか、話題とか、場所とかがある。

年齢で場所を与えられるんじゃなくて、そういう場所をネットでも、リアルでも与えられること。
それが、そういう年齢の人が集まるんじゃないかと思う。

かくいうわが社も対外的にはシニア向けパソコン教室、と言っていますが、ご本人たちにはシニア向けですと言ったことはありません。シニアの方が多いです。とはいいますけど。
しかし、そこに集う人々が作る雰囲気、醸し出す感じがシニア向けなんだなあと思います。

年齢で区切るサービスがいろいろはやっておりますが、本当はそういう場所を作為的に作ってそういうところに居ついていただく、というのが一番強いのではないかと。ネットでも、リアルでも。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

過剰な期待

「もし、私が化粧をしたらモテテモテテ困っちゃうから、私は化粧をしない。」

と、真顔で言ったらうちのスタッフが爆笑した。


いや、本気で言っているのじゃない。

(本気かも?)

違うんです。

シニア層はインターネットに過剰な期待をする。

「もし、ブログを作ったら、次の日からすごい問い合わせが来たら困るからブログを作らない」
「ホームページを作ったら注文が間に合わなくなるかも」
「これでホームページを作ったら明日から集客バッチし」
「ミクシーとかにはいったら、友達ができすぎてその管理に困るかも」


って、全部やっていない方の会話なんですけどね。

「彼らはインターネットに過剰な期待をしすぎなんじゃないかな」と私がつぶやく。
「え?それってどういうことですか?」


つまり。といって、冒頭の会話につながる。

でも、そんな感じがとても近い。


#追伸、とあるブログを書いたSさんが、「明日からアクセスがすごいあったらどうしよう。自分がばれてしまうかも」とずっと心配していた。なにを。を思うのは若い人の気持ち。次ぎの日、「あまりアクセスが無いからインターネットはつまらないorz」と言っていたSさんは他のブログを始めたが、そこでもアクセスは無く。止めたようである。「インターネットに俺を理解する庶民はいない。」とのこと。ちょっと面白いことを思いだしたので追記

| | コメント (0) | トラックバック (0)

それは戻れない。

つい先日、三十路になったのですが、もう三十路飽きた!と叫ぶ今日この頃。
もう三十路は十分。20代に戻りたい。といっても、それは戻れない。


さて、シニア層を対象としたユーザーテストのリハーサルをシニア層にしていて
おお、こんなところを見ちゃう可能性もあるなら、こっちも用意しておかねばという書類とかを整えつつですね。

シニア層は戻るのがお好きである、というのは前も書いたと思いますが(ほかの方のようにマメに昔の記事をリンクすればいいのですが、ダメナコなので・・・すみません)、とある設定ページから前のページに戻るとき、ページ遷移の時点で戻るボタンを利用する。

ところが、その時、アラートが出た。(ちょっとゲーム風に読んでください。とはいえ、ゲームやったことがないのに。)

「これからいくページは暗号化云々。送信者に読み取られるかも」という内容だったと思うが、それを見た瞬間、勢いよく右上の×ボタンをクリックした!!(※アラートでると右上バッテンをクリックしてしまうのは初心者とシニア)

当然だが、戻らなかった!!!

「あら、このページ、戻るボタンがきかないのね。」

と、勝手に解釈した!!!


アラートは難しい。「読めばいいじゃん」はできる人の言葉。「だって書いてあるよ?考えなよ」というのもできるひとの言葉、
先日いらした生徒さんがうちのスタッフに「どうして先生は出てくるメッセージを理解できるんですか?」と聞いていらしたが、初心者・シニアはアラートが出てくるだけでも嫌なのに、はい、いいえだなんて選べない。

となると、右上の×を押す。


そういうことも前提に、ウェブは作っていく必要がありあそうだ。


以下余談
私も普段は「読めばいいじゃん」「考えればできるじゃん」と思ってしまうタイプなのではあるが、ふと考えて、世の中のモテる女の子はそれができないんじゃないかと思いついてしまった。
よく解らないから、誰かを頼る。それってものすごく人間関係にとって必要なのではないだろうか。
知り合いの女性たちが「よく解らないから旦那にやってもらう」「彼氏にやってもらう」というのを聞いて「そんなの説明書読みなよ。」と無駄なアドバイスをしている私がなんだか痛い年の瀬。むむむ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

年の瀬ですねえ

年の瀬ですね。
わが社の有するパソコン教室では、連日年賀状の嵐です。
嵐って言うと歌って踊るほうを思い出してしまうのは年の瀬だからでしょうか。(ただのミーハー?)

さて、年賀状シーズン。
1年に1回、教室にいらっしゃる人も沢山いらっしゃいます。

教室をはじめた6年前より(確か6年だったと思います。詳細は飲みすぎで?覚えてません)年賀状にメールアドレスを書く方がダントツ増えました。

ところがですよ。

メールアドレス書きたいという要望があるものの、

1)メールアドレスを覚えていない
2)メールアドレスが何か把握できていない

ということの多さ!

携帯電話の番号も自分に自分からかけることはしないから覚えていない。
という方が多い中
携帯電話はなぜか皆さん メニュー→ショートカット番号 を覚えている。
携帯で自分の番号を表示させる術を知っている。

しかーし。

メールアドレスは確認ができない。
「メール送ってください。そうすればわかるので」といおうものなら
FAXでメールアドレスが送られてくる。


http://www@usability4s.info

みたいな。

ちなみに、先日は ドメイン名のみ送られてきました。
だから・・・。だから・・・・。

へーい。へーい。と、FAXマシーンに呼びかけてみる。
送って欲しいのは紙ではない。神でもない。クリスマスなんて嫌いだ。
ちがうちがう。
メールを送ってください。そうすれば解るのに。


メールアドレスが手帳に書いてある場合もある。
そういう場合はたいてい間違っていると思ったほうがいい。
なぜか高齢者になるとJとGを間違える。
ジャイアンツのJはGなんですよ。と説得しても通じない
ジャニーズはJですが、ジャイアンツはGなんです。

たとえば、私のPrivateアドレスは mbg という文字を含むのですが、メモ帳に転記した瞬間に「mbj」になってしまう。

あとは、ピリオドじゃよくみえないから コロン でいいよね。とか。

よくないから。よくないっす。よくないっすよ!

ピリオドがなくなることもある。

たとえば  hogehoge@cocolog-niftycom
とか。


あとは、書き写すときに
Yahoo!ならば「yahuu」 とするひとの多いこと。


メールアドレスを間違えなく記載していただくために、私たちはどれだけがんばっているか。

年の瀬ですねえ。
忘年会が続きます、皆様くれぐれも体調にはお気をつけくださいまし。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

しゃらくさんの場合。

本記事は「しゃらく」のTransさんのご許可を頂いて配信しております。多謝。

うちのスタッフSに「ブログにアップしてもいいと言われたよ♪」と言ったところ、記事をまじめに書いてくれたのですが、記事をアップする権限を持つ私は真面目が性分ではないものですので、私フィルターをかけて「シニア層はしゃらくさんのウェブを見てどう反応したか。」についてざっくり書きたいと思います。ごめんなさい>SRMさま。

ミッションは「シニア層が自サイトを見て、どう感じるか、文字の大きさの感触などを調べてほしい」ということ。

まずは、しゃらくさんのウェブを見て頂きたい。

#とはいえ、色味がチェック時より変化しているのですが・・・

今回はウェブサイトは操作してもらわず、ただ、見た目の印象だけをチェック。

☆文字
文句なし。昔風に言うと「大きさバッチグー」です。
フォントサイズもOK,行間も適切でOK.すばらしいです。
「老眼の私にもダイジョウV」という反応を頂きました。
(本日、おやじギャグを1時間ほど飛ばしまくったため、こんなテンションですみません)

☆印象&画像
写真のイメージが非常に良いです。
というのも、人の顔画像を適切に配置しているために、温かみ、さらに写真から内容を推測しやすい(推測できそうとシニアが思う)点でもGOODです。「ボランティアをやっていそう」という評価でした。また、一部には「写真が小さくて何をやっているのかわからない」(60歳代女性)という反応も。

ただし、ここで「うぉー。シニアだなあ」と思う反応が!

「この写真、頭切れてるよ?」
「なんかかわいそうだよ」

なるほどねー。

ちなみにS曰く


慣れない人は「写真をクリックすると大きくなる」「ページが変わる」という概念がなく、ページをカタログとして捉えているため、そのページで全ての情報が完結していると考える傾向があります。そのため「なぜ写真が切れているのか」「なぜこんなに横長なのか」という疑問が生じます。
画像は人の顔が大きく写っている部分はとても良いですが、[チラシ、ポスター制作 ][手作り講座]は「ごちゃごちゃしていて何が写っているのか全然解らない」という意見がありました。視力の問題がありますから、シニア向けを意識する場合は、小さな画像にはシンプル写真やイラストを利用する必要があります

せっかく一生懸命書いてくれたので、一部引用。(全文のっければいいのに)

☆押せそうで押せない
触れなば落ちん、そんな感じではなく。

画面上部の「しゃらくの事業紹介」という部分。
ここをクリックすると事業紹介が全体的に出て来るんだと思い込んでいる方も。
「画像の部分はこのNPO法人の広告のようなもの?事業紹介を押すと出て来るんだよね」

☆なんで必ずみんな言うんだろう?
「横幅余っているんだから、もっと文字を広げればいいのにね」
まあ、もったいない精神で言うのはわかる。
その割には、横幅にでーんと広いと「気が散る」と文句を言われるので注意。

☆しかし素晴らしい。
しかし、色遣い、見やすさ、申し分がない印象に対する意見でした。
色々ウェブサイトをチェックしていて、大方は「難しそう」「色遣いが見づらい」「文字がごちゃごちゃ」という印象意見がメインだったのが、今回は「問題ない」「このページは使えるわよ、きっと」という頼もしいお答が。

さすがですね。

#と褒めちぎったら今度東京いらっしゃる時に阪急電車の模型(だっけ?)代理で買ってきてくれるかな(笑)。(甥への貢物:去年神戸行った時に買い損ねたーっ。ちゃんと払うので・・・←まだ言ってる)

いや、しかしさすがでした。
公開させて下さってありがとうございました。


これをうちでもしてほしい。と言う方はこちらから。
ウェブサイト印象調査サービス。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

わからない。ということ

相手が解っていないということを認識するのはとてもとてもとてもとても難しい。
少し日にちをあけて現場に入ると
解っていない人に、説明をするのはとても大変だ!と毎回思う。

わかっている人が想像する以上に、解っていない人と解っている人は住んでいる世界が違う。
住んでる星が違う。


たとえば、ソフトウェアの概念が、まずない。
ワードを起動して[ファイル]→[開く]をクリックし、エクセルを探そうとする。
そんなことは 日常。

ファイルとフォルダの概念が、ほとほとない。
たとえばワードを立ち上げて新規保存、それが、なぜか、デスクトップでフォルダを作っていることなんて結構ザラ。これは今あった話。

たとえば、勝手に自分で答えを作って納得する。これは昨日あった話。
Hotmailのログイン画面でメールアドレスを入れ、Enterキー。
エラーが出る。「パスワードを入れてください」
「なるほど、次はパスワードね」それがエラー画面とは彼は気づかない。(そういう意味では秀逸)
まあ、いいんだ、できたから。

例えば、コードなんかも大変。
パソコンを持ち込まれる方に「どのコードを持ってくればいいか」と聞かれ、パソコンからコンセントにつながっているコード、と指示をしたらADSLモデムのコンセントとなぜか電話コードをご持参なさった。

どれも「あるあるー」というコネタであるが、これが日常となると大変である。
ちなみに、私はパソコン以外の機械に弱くて、ビデオとか録画が出来ない。というよりも、人生におけるテレビの比重が限りなく低いため、テレビなど無くても生きていける。で、我が家のテレビ。先日、DVDを見る機械を買いなおして、裏に入って色々配線をいじったら、テレビが映らなくなった。あはは。あはは、で済まされる家で良かった。
半年以上経つが、いまだにテレビが映らない。わからないから、やりたくない。いつか妖精みたいなのが現れて勝手に直してくれるんじゃないかと心の中で思っている。たぶん、シニア層とパソコンもそんな感じ。

解る人にとって、解らない人のことはなかなか理解がしづらい。
昔、ISDNを我が家に導入したとき、説明書を読んでも意味が解らなくて、自分ではつなげていると思っていたら、まだダイアルアップでつないでいたらしい。我が家にチェックしにきてくださった関係者が呆れていた。「君は物理的な線をつないだだけでISDNにつながるとでも?」当時は詳しくなかったので「なんて嫌味な人なんだろう」と思っていたけども(すみません。)今になると解る。解る人には解らない人の思考回路が解らない。(ちなみに、当時はパソコンも得意じゃありませんでした。昔々のお話。)

解る人が解らない人を理解するためには観察するより他にない。
解らない、ということがどういうことかは見るしかない。
見て、感じて、はじめて「うぉぉ。解らないってこんな感じなんだ!」と気づくのが大切なんじゃないかと思う。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

シニアと携帯と

シニア層、特に女性のパソコン離れが激しい。

コミュニケーションツールとして多少もてはやされたパソコンが、コミュニケーションツールとしては携帯に取って代わられている。
確かに、観光地に行けばおばちゃま方が皆両手で携帯を使っている。
「どこの女子高生か!」と突っ込みたくなるが、時間はかかっても携帯でメールを送る。
特に内容なんて無い。「ここに来ている」「花が咲いている」そんな感じ。
ただ、おしゃべりの場所が携帯になっただけ。
パソコンでは面倒くさいことが、携帯なら簡単。
持ち歩きのできるコミュニケーションツール。

#まあ、その辺は弊社のコミュニケーション調査にも書いてあるので、そちらをご参照いただければ幸いですが。

携帯サイトのタスクテストをしたときに、あまりにもみなが出来るので驚いた、という話をずいぶん前に書きましたが、実際、ウェブサイトのタスクテストより携帯サイトのタスクテストのほうが達成率がはるかに高い。
はるかに高い、というか、ウェブだと4割タスクが達成できれば(設定したタスクにもよりますが)「おおー、すばらしーサイトじゃないか!」とスタッフと3分ほど喜びのステップを踏むのですが、携帯はそれが8割近かった。喜びのステップというより、喜びのバンジージャンプ。って感じです。(高所恐怖症なので、したことないですけど)

先日、その話を某K氏にしていて、その方が「へー。シニア層は携帯のほうが見やすいんですか」と驚かれたのがとても印象的だった。(色々とお話させていただいてありがとうございました。公開感謝状(笑))

「画面が小さいから、迷わなくて済みますもんね」という話をして、良いたとえが無かったので、そのまま話が進んで言ったのだが、今朝、通勤電車の中で、ふとそのことを思い出して

「そうか~、例えば、ウェブというのは渋谷の雑踏で、一杯かっこいい人がいるかもしれないから目がきょろきょろしちゃうけど、例えば、そうね、異業種交流会という名の合コンパーティなら、素敵な人を探さねばとめまいがしそうなほどに頭を振りそうだけど、2対2の合コンなら選ぶ範囲が少ないか・・・携帯ってそんなイメージか・・・・」


と、つらつらと考えていた。

余談ですが、
そんなことを考えていたら、突然目の前の男の子に声をかけられた。
「知っている人にすごい似ているんですけど。」

まじまじとその人の顔を見たら、10年前に行ったインドで知り合った人だった!バラナシのドミトリーで一緒だった人でした。

うわあ、びっくりしたなあ。もう、うわーうわー。と繰り返してしまうほどに。

って、10年前から顔変わっていないのか・・・それも乙女心的に少し微妙でした。
忘年会シーズン、お体にはくれぐれもお気をつけ下さいませ。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

« 2007年11月 | トップページ | 2008年1月 »