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難しいの原因

30~40歳代の男性にシニア・シルバー層の男性のマーケット攻略のコツを話していたり、男性マーケットの特徴をまじめに話していると、多くの男性はちょっと苦虫を噛み潰したような顔で「男っていうのは、そういうものだよ、モリサン。」と仰る。

例えば、プライドが高いので、こういうアプローチをすると内部分裂を起こしちゃいますよ、とか、こういうふうに褒められるとロイヤリティが高くなりますよ、こういう言い方をすると思わず買っちゃいますよなどなど。

一応実際の現場と色々なアンケートとか、そういうのからある程度のルール化(文章にしたくて文章になっていないものも含む。文章になっているけどまとまっていないのもある)したものを、色々お伝えしたりすることがある。

そうすると仰るのが、件の台詞「そういうものだよ男って。」

その瞬間、私は毎回、学習能力がないのだが、鳩が豆鉄砲を食らったような顔をする。鳩豆vs苦虫である。

どうして豆鉄砲を食らってしまうのかというと、どうして、「オトコとはそういうものだ」と言うくせに、「シニア市場は難しい」と思うのだろう、と思うからだ。

私は男性ではないので、男性はわからないし、性別的には女性であるが、あまり女性らしくない気がするので(そもそも女性らしさとはなんだと問われたときに答えられないので)シニア層の女性の分類は肌でも頭でもわかっているけど、若い女性の分類はいまいち解らない。でも、もし自分の中に「女ってのはそういうものだ」という概念があれば、もう少し違ってくるのかもしれない。

もし、オトコとは、オンナとはそういうものだ、というのがあるのに、シニア・シルバーマーケットが解らないと嘆いているのであれば、複雑化の原因はご自身の中にあるのではないか?と、ふと思ったのでした。

研修をしながら、「高齢者は普通の人間ですよ、あなたのただ先を行っているだけですよ」という話をしていて、「普通」と言ってしまった自分の言葉に少し驚いた。普通、と言う言葉が出てくるということは、普通じゃないと思っているからだ。だから、本当に普通なんだ。あなたとは変わらない。ただ、体の機能がだんだん衰えているのと、シナプスの連携がうまくいかなくなりつつあるだけで。

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押すタイミング

朝、家を出たところで、3人の妙齢のお兄様方が話し合っていた。
その家は最近駐車場のシャッターを自動にしたのですが、そのシャッターを上げるためのタイミングが難しいと言う事を真剣に話し合っているのである。

「ちょっと押せばいいんだよ」
「そのちょっとが難しいんだよ」
「だからパッと押してパッと離せばいいんだよ」
「ボクはパッと押してるんだよ」
「だからさ」

と、私が彼らの前を通る10秒ぐらい、全く生産性のない会話がずっと繰り広げられていた。
(あ、これが「離せば解る!」っていうのだ!!)

携帯操作を見ていても、ウェブ操作を見ていても、シニア・シルバー層に特徴的なのはマウス使いが難しくなるということだ。若者はパッと押してパッと離すが解る。しかし、シニア層はタイミングがわからないため長いウェブサイトだとどぴゅーんと下にスクロールされてしまったりする。

携帯のウェブサイトがPCのウェブサイトより優れているのは、スクロールボタンを長押ししていても思っている以上に動きが遅いことだ。それがシニア対応になっている。(私はイライラしますけど。いらっちなので)

切符を買おうとすると良く見る光景が、高齢者の人が画面のボタンを押せずにうんうんと困っているところ。勢い良く押せばいいのだと、押す力が足りないからボタンが押せないのだと認識している多くの高齢者はつめの先でATM画面を押そうとすらする。マウスを握るのも初心者であればあるほど、指先でマウスのボタンを叩く。私がマウスだったら「いじめられた!」とぐれるところである。それほどに、いたい、きつい。ガンガン押す。

携帯も然り。私は自分の携帯が自分にもたれていることに感謝を要請したくなる位、高齢者のボタンの叩き方は怖い。押下感が若者の指先の感覚とは違うのだ。押すことに慣れている若者、押す事を頑張る高齢者。
さて、今日のおにいさんは、無事車庫のシャッターをあけることができるようになっただろうか。

今日、朝の数秒で、そんな事を思っていた。

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