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カタログのような

昨日発表した家電サイトのユーザビリティ評価。
調査中に良く出てきた言葉は「カタログに比べて」と言う言葉だった。

よく、カタログのままウェブサイトにするのはナンセンス、と言う言葉があるが、それはカタログに対してとても失礼な話である。カタログをそのままウェブサイトにするのであれば、もっとウェブサイトは気軽な存在でなくてはいけない。なのに、どこを押せば良いのか、どこをクリックすれば良いのか、カタログとは違い考えなくちゃいけないウェブサイトはカタログの足元にも及ばない。カタログの爪の垢でも(あれば)煎じて飲ませたいほどである。

ということで、少なくとも「カタログを見る感覚でウェブサイトを見ることができる」状態が最も望ましい。
カタログを見るときに「次のページを見るためにはどうすれば良いのか」と考えることはないし、ほとんどのページには電話番号があったりするし、最後のページを見れば大体お問い合わせ先がわかる。

「そんなカタログと比べるなんてウェブサイトが可愛そうだ」という意見もありましょうが、昔、多くのウェブサイトに対し「カタログ的ではいけない」と書いてあって比較対象の可愛そうなカタログの立場を擁護したい気分なのです。

それではいったい「カタログ的」とはなんなのだろうか。そもそも「カタログ的」の定義ができていないのに「カタログ的がよい」「カタログ的は悪い」と語るのは問題なのである。

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家電メーカー9社 シニア層によるウェブサイトユーザビリティ評価 ~1位パナソニック、2位三菱電機、3位キヤノン~

報道関係者各位
プレスリリース
                               2006年7月7日

   ╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
    家電メーカー9社 シニア層によるウェブサイトユーザビリティ評価
       ~1位パナソニック、2位三菱電機、3位キヤノン~
   ╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
シニア向けパソコン教室の運営、および、シニア・シルバー層に関する調査・研究・コンサルティングを行うマミオン有限会社(以下マミオン、本社:東京都新宿区、代表:森万見子)では、シニア・シルバー層の視点から見た、家電メーカーウェブサイト9社のユーザビリティを評価する調査を実施し、その結果をまとめましたのでご報告いたします。

【調査結果サマリー】
商品の提示の仕方、説明の仕方がユーザー視点に立っている企業ほど点数が高く、ユーザーが該当企業について熟知していないとウェブサイトを操作できない企業ほど点数が低くなる傾向。

◆ 1位パナソニック・・・78.3点 2位三菱電機…77.5点 3位キヤノン・・・74.6点
(点数は100点満点)
◆ 比較されるのは紙のカタログ。考えずにどこを読めばいいのか解るサイトが高評価に繋がる
◆ 文字の大きさだけではなく文字の量、字間、行間が複合的に読みやすさを決定する
◆ クリックしたくなる画像にリンクがきちんと張られていることがストレスを軽減する

結果はこちらからもご覧いただけます(図表入り)
http://www.usability4s.info/press/06007.html

【調査結果】

<総合ランキング>
総合評価は基本項目、トップページ、探しやすさ、解りやすさ、読みやすさ、再帰性、タスクの6項目より総合して算出。満点は100点。
1位は松下電器産業(パナソニック)の78.3点。2位は三菱電機の77.5点、3位はキヤノンの74.6点であった。平均点は69.3点。トップページの解りやすさ、クリックする場所に戸惑わないこと、全体的に文字と画像のバランスが良いことが評価された。

+ランキング-----------+
1位パナソニック・・・78.3点
2位三菱電機・・・77.5点
3位キヤノン・・・74.6点
4位シャープ・・・70.0点
5位富士通・・・68.3点
6位ソニー・・・65.3点
6位日立・・・65.3点
8位東芝・・・63.4点
9位三洋電機・・・61.2点
+----------------+

詳細はこちらからご覧下さい

調査結果詳細→ 家電9社シニア層によるユーザビリティ評価ランキング発表
プレスリリース→ 家電9社シニア層によるユーザビリティ評価ランキングプレスリリース

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ユーザー視点ということ

どんなに素敵な言葉でも、相手に伝わらなければ意味がない。
すべての要望に応えることは不可能でも、できれば、アナタの願いを叶えてあげたい。

伝わるって、なんだろう?
伝えられるってなんだろう?

生徒さんのSさん(63歳男性)が昨日仰った。
「ほら、解っている事をだらだら話す子っているじゃない、ああいうのって何を聞き取ればいいかわからないから、質問をしてからしんどくなるよね。ピンポイントに答えてくれないのって。」

解っている事を話すのは簡単だ。でも、相手の土壌で話し、相手の言葉で相手の目的に達するために伝えるというのはとても難しい。

ウェブもそうだ。相手が求めること、相手が必要としていることのページに導くまで、きちんと相手の、つまりユーザーの目線で立っているかどうか。

誰もが陥りがちな罠である。自分のいる環境が他人と同じだと思ってしまう。同じバックグラウンドがあると思ってしまう。

言葉一つとってもそうである。黒い大きいの、が、アダプタなのかモデムなのかは電話越しでは解らない。ランプがたくさんピコピコ、のたくさんがいくつなのか、何番目なのか解らない。
その時、解る人は解る言葉で話してしまう。同じものを見ている事を前提に話してしまう。

昔、某社のウェブサイトを見ていたNさんが仰った。「このホームページはユーザーサイドに立っていないね。」私たちに必要なのは、完璧にペルソナを作り、推測するだけじゃなくて、実際にユーザーに気軽な状況で座っていただいてみていただいて、実際に操作していただいて、意見を呟いていただくことなんじゃないだろうか。

これから発表する「家電メーカー9社、シニアユーザーによるユーザビリティ評価」についても、結局どこもキレイにできているサイトだったにもかかわらず、「このサイトは解らない。使えない」と評価されたサイトはユーザー視点に立っていないものだった。多分、本人たちは解らない。「ユーザーの事を考えている」

でも、考えていることはもちろん重要だけれども、好きな人の事を考えて、考えるだけじゃ物足りないのではないかと思う。例えば、カレのためにおやつを作ってあげよう。でも、カレの好物は?食べるシチュエーションは?お弁当を作って「LOVE」なんて書く人はイマドキいるようないないような、でも、そのお弁当を開けたシチュエーションによってはその愛情の伝え方が「伝わるか伝わらないか」は別物なのである。

正直、その環境にたっぷりはまっていたら、今更「ユーザー環境を考えて」なんてことはできないのだ。でも多くの方に出会い、その状況を肌で感じることは重要なのだ。と、思う。

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シニア層と携帯

今週、Sさんによる携帯電話講座が開かれる。
その練習?に2人のシニア層(60歳代後半)にヒアリング。

「ケータイって解んないのよね」とKさんが言っていたから、私も勝手に電話は受信専門、と言うイメージを抱いていた。50歳代後半~60歳代前半の人は皆メールをちゃかちゃか使っているが、60歳代後半は無理だと思っていた。

「私はできるわよー」とKさんが笑う。「うちの主人はだめね、ケータイでメールするのは家族だけ。笑っちゃうわよね。」
私の中ではKさんがばりばり使うイメージがなかっただけちょっと驚いてしまった。

「QRコードって便利よね」とKさんが言う。

QRコードとシニア、と言う言葉も結びつかなかったのでビックリしてしまった。

「でも、主人は使えないわよ。私はねー、便利だから使っちゃう。ピッてやればいいんだからね。」

次に聞いたYさんは「お店とか突然探すのに便利じゃない?ケータイって。」

Sさんも私も「ケータイ講座」と言えば「はい、それでは文字を打ってみましょう」から始まるのではないかと思っていたのだ。急いで講座を組み立てなおす。

女性にとってはケータイは気軽なツールである。パソコンのように家族共同じゃないし、小さな時間でいじれるのもポイント高い。パソコンは覗かれる可能性も高いがケータイは少ない。

シニア層は進化している。
私たちもそれにくっついていかねば、と、意識をもったのであった。

Sさん、ケータイ講座、がんばりましょうね♪

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「温まるまで」

パソコンを購入したNさん。
セットアップも兼ねて当社にパソコンをお持込。
ウィルス対策ソフトを購入してまだインストールしていないので、うちのスタッフがインストールをする事に。

しかし、プレインストールで某社のウィルス対策ソフトが入っている。
まずはそれをアンインストール。

アンインストールも時間がかかる。

「今、何をしているんですか?」
「ご購入されたソフトと仲の悪いソフトをパソコンから消しています」
「なるほど、温かくなるまで待っている、と言うことですね」


!!!?

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