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シニア向けウェブサイトの色

シニア層を対象にウェブサイトのユーザーテストをしていると、色使いによって見えない文字、見える文字が出てくる。
文字が小さすぎるともしくは行間が狭いと、それは壁の落書きのようなものであり、「最初から読む気がない」。

たとえば、その点について「○○とありましたが、そこについてはお気づきでしたか」と笑顔で言うと「あっらー、そんなこと書いてあったの?やっだー、こんな小さい文字、気づかないわよぉ」となる。
気難しい?男性の場合は「君は、こんな小さい文字、見せる気ないね」と逆切れされる。いやいや、私に怒られても。

しかし、文字の小ささをここで言うのではない。
読まれないのは文字の小ささもさることながら、全体的な配色もシニア層の「読みたい心」を誘うためにとても重要な項目である。

特に女性は。

<46> 目の老化とともに青が黒にみえる?より引用

個人差はありますが、目の老化は40歳ぐらいから始まるのが普通のようです。具体的には、近くのものが見えにくくなる、あるいは視界全体が淡い黄色のべールに包まれたように映り、濃紺と黒を見分ける力が衰えてきます。この理由は、有害な太陽光線や紫外線から網膜を守るために、目の水晶体(レンズにあたるところ)で、皮膚と同じようにメラニン色素が生成されるからだといわれます。

年をとると、なんだかちょっと派手な服もしくはとことん地味な服が増えるのも、水晶体の問題であるといえます。先日久しぶりにお会いしたKさんの奥様も眼の手術をして水晶体を人口のものに変えたらすごく色がきれいになったとのこと、シニア層が「このページは地味で読む気がしない」というのは全体的に彩度が低いウェブサイトで「文句」として扱われます。「っていうかー、このページ、暗くない?こういう地味なのってあたし、きらいなのよねー」と、本当にそういうんです。女子大生の台詞ではありません。おそろしや、日本。おそろしや、シニア。

色数が4色ぐらい、それも関係のない色数が使われている場合、得てして「目がちかちかして何処を見ればいいのかわからんばい」と言われます(方言は嘘です)。確かに、色数が多いウェブサイトはマルタイ(対象リンクの場所)見逃し率高い。目線がちらつくので、それでなくても集中力のない彼らには、何処を見ていいのかわからない。それはあたかも、かっこいい男性が100人中30人くらい居るパーティでどの男性を見つめればいいのかわからないような(笑)

地味なページは読み飽きられます。1画面におさまる程度の地味だったら良いのですが、地味のまま永い画面だと「地味ねっ。ふっ」という言葉を残しながら、「地味だと、どの画面見てるのか忘れちゃうのよね」と集中力の無さ全開のシニア層がつぶやきます。「さっきもこの部分見てた気がする」。
昔、黒い服がはやったときに、知り合いが「全員同じ顔に見える」、そんな感じです。

では、よい色使いのサイトとはなんでしょうか。

当たり前のことなので、書くのも恥ずかしいのですが、さらに、必ず「そんなの若者と一緒ジャン!」といわれてしまうのが切ないのですが。

重要なところを大きく違う色で。
明度を明るくして、2色ぐらいに抑える。
色数は同じ色彩にする。
わかりやすい画像を使う。

そう、結局目の疲れたプログラマも同じ感じなのでしょうか。

読むのに疲れないこと、何処を読めばいいのか解ること、読み飛ばせること、それを手伝うのが色彩だったり、画像だったりするわけなので。


シニアとウェブサイトの色彩 以上。

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