別ウィンドウは何故いけないのか
シニア層や初心者層をユーザーとして捉えているウェブサイトならば、やってはいけないことの一つに「別ウィンドウ」がある。
その理由
1)別ウィンドウが開いたことに気づかない
前のページに戻るボタンで戻れないことに驚愕しがち。
2)マルチウィンドウの概念がない。
ウィンドウの切り替えが出来ない。
3)×がどのウィンドウに所属しているかの概念が薄い
パソコンに慣れた人は、パソコンは普通通り3次元である。後ろにあるウィンドウ、といってわかる。ウィンドウが重なっているという概念が解る。しかし、パソコンに慣れていない人にとっては、パソコンは2次元である。階層構造についての理解がどうやっても遅いのはパソコンが3次元である事をどうも認識できないからである。
となると、2次元の画面に3次元が存在している事を考えづらい。
そのため、別ウィンドウが出た瞬間に「別ウィンドウがでた」と認識している人でも、「ウィンドウが重なっている」という概念は薄い。となると、後ろにあるウィンドウの×をクリックしてしまう。それも嬉々として。
そして、手前にあるウィンドウは先ほど生まれたウィンドウであるが故に、戻るボタンが聞かない。そうして、あなたのウェブサイトのトップページには戻れない。
以上、何故別ウィンドウを使っちゃいけないのかと言う説明。
| 固定リンク
「ユーザビリティ」カテゴリの記事
- ひと手間の面倒(2011.12.26)
- ECサイトの買いやすさって?(2011.12.09)
- ウェブ迷子(2011.11.15)
- 選ぶ時間は楽しくて、迷う時間はストレス。(2011.10.25)
- ユーザーを知ってから改善が始まる。(2011.09.29)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント