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覚えていることに期待しない

年をとるとどうも忘れっぽくなる。
というのも、新しい情報が入った時に、今までの経験と言う引き出しにしまおうとして、どの引出しに入れようか考えている内に忘れてしまうからである。
若い子は、整理のされていない部屋のようなもので、モノも少ないのでとにかくたんすに知識を突っ込めばいい。
年をとると経験が増えてくるので、情報を整理して頭の中にしまわなくてはいけない。
だから、時間がかかるのだ。特に、暫く開けていない引出しは見つけるのも開けるにも閉まるにも時間がかかる。しかし、知識とは活きの良いうなぎのようなものである。だから、逃げていくのである。次々来るし。

ということで、私たちは、忍耐の賜物である。
前の日は「なるほどー、意味、やっとわかったー!」と言ってくださったからって次の日覚えているとは限らない。覚えてるなんて期待しちゃいけない。「ああ、これは昨日も説明したな」と思いつつ説明していると、全ての説明が終わった時に「あ!昨日も聞いたわよね、それ。」といわれ、にっこり笑顔で「ええ、なんどでも聞いてくださいね」という。そんなのは日常茶飯事、先日は「アー.実はね、マミコさんが話している時に、私、昨日もこの質問したって思い出したんだけど、なんか恥ずかしくて言い出せなくって。ごめん、その説明だけ覚えてる。でも、なんでその質問をしたんだか忘れちゃってたの。あははは。」 にっこり(涙目)忘れるって事は、忘れたことも忘れてる場合と忘れたことは覚えているが、内容を忘れている場合と二通りある。年をとると忘れっぽくってネ、というが、これだけは加齢の問題として忘れてはいけない部分なのである。認知障害じゃなくて、本当に、忘れっぽくなる。マイニチが新鮮だと私たちは思っているのですが。人間全て覚えていたら恥ずかしくて死んじゃう。

と、長い前フリで、何を言いたかったかと言うと、ウェブ製作者はシニア層が見る可能性が有り、今後シニア層に使って欲しいなーと考えているのであれば、「学習するだろう」とか「きっと解るだろう」「覚えていてくれるだろう」なんて、「いつかあの人は私のことを見てくれるに違いない」のような淡い恋心を抱いてはいけない。期待しちゃいけない。期待すればつらいだけだ。「あの人はきっと解ってくれる」なんて、そんな昼メロみたいなことは思ってはいけない。ありえない。モールス信号で愛を打ち明けられても、解らんって、そんな感じである。

ここまで、シニアの学習能力に期待してはいけないことはしっかりと書いたつもり。

じゃぁどうすればいいのよ。となる。
要は、当たり前の話ですが、学習しなくてよいウェブサイトを作ればいいのです。

「そんな当たり前のこと!」

そう、当たり前のこと、結構出来ないんですよね。

学習とは?
成功体験を基本とさせること。例えばたまたま回遊している間に出てきた情報を、パンくずリストによって位置を学習させ、2回目から成功させようみたいな。
先日も某ネット証券の会社のウェブサイトを回遊していたSさんが、サポートセンターに電話して操作を聞いたはいいが、その瞬間またわからなくなってどうしようという電話があった。
こちらに電話をされても解らないのでいらしてほしいといらしていただいたら、サポートセンターにいくつか質問をして、3つくらい答えてもらっていた情報+友達から聞いた情報が都合のいいところだけ覚えていて、殆どが忘れていてそれがまるでお好み焼きのキャベツと小麦粉と卵と山芋のようになっていた。つまり、分離できていない。それでウェブサイトを操作しようって言うんだから、解るわけがない。確かに、うぇぶさいとは使いやすくなっていそうだった。前見たときよりも色が優しくなっていた。だが、彼女が欲しい情報(ケータイで株取引ができるかどうか、できるならその方法は)は彼女一人の力ではこれっぽっちも得ることが出来なかった。それは、「モバイル取引」という文字だけで学習能力に頼ってしまった結果とも言える。

ということで、文章力の無さで相変わらずぼやけた情報になっていますが、もっともっとしゃべりたい方は是非一度飲みに行きましょう。

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「03.シニア層とインターネット」カテゴリの記事

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