シニア層にとってのインターネット

「一般人」とインターネット、と言う話をいろいろ見ましたが、私は自分の得意分野?でシニア層とインターネットについてちょっと触れてみよう。

インターネットができる。というのは何を持ってできるというのだろうか。
多くの人はインターネットを見ている。
アグレッシブに?検索などしない。

我が家では常にパソコンがついている。
食卓などで話題になったことで、「えー、なにそれ」などということは、すぐに調べてしまう。
解らないと思ったらすぐに調べるし、この間も円周の計算方法が解らなくてすぐに調べた。

シニア層は違う。
「円周って何だっけ」「うーん、なんだっけね」「なんだっけ」 それで会話が終了する。
そこからインターネットにはいかない。
たぶん、シニア層だけじゃない。

いくつか例を提示しましょう。
☆インターネットぐらいできるよ、というおじさまA。
見ているのは友達のブログ、自分のブログ、Yahoo!。以上。
あ、時刻表は便利だよね。良く使うよ。で、ほかに何使うの?2ちゃん?ぼくはみないなあ。

☆インターネットぐらいできるよ、というおじいさまB。
あー、インターネットね、探すやつでしょ。Yahoo!出してコンサートホールの名前とか入れるとね、出るよね。
そうそう、やり方は知っているよ。あー、でもさ、そういうの始めると時間無くなっちゃうよね。
だからね、僕はインターネットはまあ、ニュースくらいかな。Yahoo!がね、便利だからね。

☆インターネットをしているおばさまC
えー、インターネット?してるー。時刻表とか便利よね。
お友達からね、面白いわよと言ってメールが送られてきて、それを見るかしらね
あまり調べたりはしないわよね。結構主婦って忙しいのよ

☆インターネットをしていない(自称)おばさまD
インターネット?そういうのってどうやるのか知りたいんだけどね。
え?時刻表?ああ、あれってインターネットなの、あーそう。知らなかったー。

☆インターネットをしていない(自称)おばさまE
インターネットなんて難しいことしなくていいの!ただ、ファンクラブのページを見られればいいの(目がハート)

☆インターネットをしていないおばさまF
インターネットでなにがしたいって?何ができるの?とりあえず、インターネットってものがしてみたいのよ。

・インターネットの面白さって、なにかを発見することでもあると思う。というのは古い考え方なのかも。
私は面接の時に「インターネットの面白さって何ですか」と聞くことが多いのだが、昔は探したいものを探せることですとか、安いものを見つけられることですとか言っていた人が多かったのに、最近の若い子wは人とのつながりですとか、そういうコミュニケーション系の回答が多い。私はなんでも探しちゃうよー♪インターネット便利だよ~。と思うタイプなのだが、まあ、最近のユーザーはそういうんじゃないんだろうなあ。別に調べなくてもいいじゃん。

・答えはすぐに出ないということを知らない
先日、中学生に教えて?来たのだが(ボランティア)、検索結果が思ったものではないとすぐに私を呼ぶ。
「先輩、検索結果が自分の思うようにでないんっすけど」
「言葉を変えてみれば?」と指導をする。
すると横にいた少年が言う。「先生、僕も検索の言葉教えて」
「えー。ちょっと考えなよー。考えて、もがいて、答えが出なかったら私に話しかけてもいい」と突き放す。

一般人?使えない人?はインターネットで何が出るか解らない。
経験を積めばいいのにと言うけども、経験の積み方が解らない
経験が積めないから教えてって言っているのに、経験を積めってしどいしと!(江戸弁:ひどいひと)

今日打ち合わせをしていて思った。
できるひとは、息を吸って吐くようにインターネットを使う。
できない人は、息のすい方も吐きかたも解らない。それを教えてほしい。

先日、うちの新人バイト君が「どうして、彼らは調べないんでしょうね。インターネットつながってるなら調べればいいのに」とふとつぶやいたのだが、使える人のなぜ、は彼らには通用しない。

テレビは簡単だ。受け身だもの。
インターネットはこちらからがんばらなくちゃいけない。
がんばらなくてもできる人はいい。でも、がんばらなくてもできる人は、がんばらなくちゃできない人の気持ちが解らない。そして、年をとればより、がんばらない方法を選ぶ。

「だって、自分ががんばるより、聞いたほうが早いでしょ?」
「調べてもらったほうが早いでしょ?」

インターネットにはツアー旅行がない。
インターネットは個人旅行のようなものだ。だから、多くの人が疲れるんだ。
どこに行ってと言われない。
誰も自分を守ってくれない。

私がインドを放浪していた時、多くの人が疲れていた。「騙された」「いい人だと思っていたのに」
間違えた方向にはまっちゃった人もいた。ガンガーそばでいっちゃってた男の子の顔はすごかった。同じドミトリーの人が病気にもなってた。

一人旅行はいろいろな楽しみがある。出会いもある。発見もある。私もひとりで行ったからこそ、すごいすごい楽しかった。危ない目に合いそうにもなったし、何度も騙されたけど、発見とか出会いとか、それ以上の何かがあるんだと思う。

でも、ツアー旅行だったら、この店に行って、ここにいって、これはこう言う背景があってって全部説明してくれる。
危ない目に会うよりは、安心を買ったほうがいい。
宿を探すための交渉とか、変なツアーに組み込まれたりとか、そういうのないものね。

インターネットがツアー旅行のようにならない限り、シニア層はインターネットを使えないんじゃないかなあ。
ツアー旅行を目指したコンテンツとか、そういう機械とか、必要なんだろうなー。


って、私はいつも書いている最中に色々な人の顔が浮かんで論点がずれていくのですが、まあ、いつものこととお許しくださいまし。ということで、関係者さまさま、今日、私はそんなことを思っています。

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50歳↑のネットライフ♪

Nielsen Online Reporter 2008年6月1日号より。
(ご許可いただいて転載しています。)

-------- 2008年4月の50歳以上のインターネット利用者数と伸び率 --------

年齢 利用者数(単位:千人) シェア% 対前年同月伸び率%

全体 48,275 100 8
----------
50-59 6,638 14 14
60+ 4,605 10 22
----------
50+ 11,243 23 18

--------------------------------------------------------------------
Source:Nielsen Online NetView 2008年4月 家庭からのアクセス


ふむふむ、50↑の伸び率はすごいね。っというのも、まあ、残されたパイがここしかないからね、という話でもあるのですが。とにかく、シニア層が増えている。

使える人たちがシニアになったというのもありますが、どうしようもなくて使わざるを得ない状況に追い込まれているというのも本音でしょう。

先日、ヒアリングで「なぜパソコンをはじめたの」という話になった時に「だって、もっと簡単になるのを待っていたら死んじゃうし、今どき使えないと本当にいろいろ不便でもったいないのよ」とおっしゃっていた70歳前の女性がいたが、そう、もう使えないとそろそろ仲間外れになる。

ところでじゃあ、インターネット何見てるのよ、という話になると2ちゃんだったり、Yahoo!だったり、「ふつー」なのである。「えー、見たいもの見てるよー」と特にシニア層向けのものに限ったわけではない。とにかく見たいものを見ている。

技術評論社さんが出しているウェブサイトエキスパートという雑誌に数ページ書かせて頂いているのですが、現在発売中の号に以下のようなことを書いた

「私どもは仕事柄シニア層に対するヒアリングを日々行っております.
30名の50歳~65歳の方に各社シニア向けサイトの画面キャプチャを見せながら「これらのシニア向けウェブサイトをご存知ですか」という質問をした時,「使ったことがある」と回答された方は2名でした.また,多くの方はYahoo!セカンドライフやぐるなびシニアを見て「Yahoo!は使っているけどセカンドライフは使っていない」「ぐるなびは利用しているし,重宝しているけどシニアは知らない」とコメントしました.

それもそのはずです.例えば[田舎暮らし]について情報を知りたければ[田舎暮らし]と検索するだけです.わざわざシニア向けウェブサイトに行ってあるかないか解らない記事を探す必要はありません.

「なんでシニアと区切るのかわからない」(50歳女性)
「他の人はともかく,私は若いから必要ないと思う」(62歳女性)
「僕がもし見るとしたら同年代がどういうことを悩んだり考えたりするかをチェックするため」(63歳男性)
「シニア向け,というと情報がすごく限られている気がする」(58歳女性)
「(ぐるなびシニアを見て)高齢者も連れていける場所一覧なら見たいけど,自分は若い人と大して変わらないから見る必要がない」(63才男性)

このように,パソコンを普通に使っている方からは「特にYahoo!ニュースやmixi以外のコンテンツを必要としていない」「敢えてシニア向けとくくられたコンテンツを見たいと思わない」「シニア向けというのは情報が少なそう」などネガティブな意見が並びました.

一方で,「若い子とばかり付き合うと疲れるからたまには同年代もいい」(67歳女性)
「同年代は落ち着く」(59才男性)
「苦労せずに年代にあった欲しい情報が手に入りそう」(52歳女性)
など,ポジティブな意見も挙がりました.」

この号では新聞社のサイトを比較しております。(是非お読みください♪)

そして、ニールセンさんのレポートによると


----------------50歳以上利用者のシェア上位サイト---------------------

ドメイン 利用者数 シェア% 概要
(単位:千人)

nomura-trade-i.ne.jp 359 71 野村ホームトレードサービス
qweb.ne.jp 478 59 株価自動更新画面(BLUE TRADE STREAMER)
club-t.com 204 59 クラブツーリズム
nomura.co.jp 413 58 野村證券
qhit.net 433 53 株価自動更新画面(QUICK Streamer)
daiwa.co.jp 309 53 大和証券
daiwa.jp 279 51 大和証券グループ
gunma-u.ac.jp 229 46 群馬大学
reuters.com 488 45 ロイター
necdirect.jp 209 45 NEC Direct(NECダイレクト)

--------------------------------------------------------------------
Source:Nielsen Online NetView 2008年4月 家庭からのアクセス


男女とか、年代とか細かく分けるともっと面白いかと思うのですが、そうそう、クラブツーリズムを除けば30歳代男性、と言われても解らない気がします。ああ、30歳代がおやじくさいだなんて何とも言ってません。そんなこと、滅相もない。(群馬大学はよくわからないので、とりあえずみなかったふり。)

つまり、必要なものをシニア層は見たいというわけだ。別に年だから特別コンテンツとかではなく、もしそれが見たいものであれば見るはず。リーチさえすれば。

そのためには、シニアだからシニアシニアシニア!と考えずに、うーん、自分が年をとったらどうだろな、という視点を入れてみてもいいのかもしれない。

さらに、うちはシニア向けじゃないので、と仰っている方に、上記の上位サイトがどれがシニア向けなのかということを踏まえた上で、シニア向けとか意識しなくてもシニア層はあなたのサイトを使ってしまうし、使えなければよそに行くだけなんだ、ということも頭の片隅に、すこぉし残していただけると嬉しいですね。

しかし、皆さん、株好きですね。というよりも、株がしたくてインターネットを始めた人は多いので、そういう絡みもあるのでしょうが・・・

最近すこぉしばかりバタバタしておりまして更新が遅れ遅れになっております。まあのんびりとやっております。今後ともよろしくお願い致します。
#Cnetに出ていたのでトラックバックー

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人はそんなに見ていない

私は、あまりおシャレをしない。
理由は色々有るのだが、(本当は何も無いけど。面倒くさいだけ)まあ、おしゃれしても誰も見ていないだろう。という予測に基づいているのかもしれない。(理由があると前置きをしているくせに推定伝聞)

おしゃれをしないどころか、服装についてなにか欠落している気がする。
私としては原因が小学校時代の制服にあると考えているのだが、(小学校→高校途中まで制服だったため、服装に付いて悩むと言う事をしたことがない。高校を辞めてから服について悩む事に悩んだものだ。)根本的に、人は人に注意を払わない、と思っているのかもしれない。(だから休日などすっぴんで都会に出る。1年前くらいは少年、と声を掛けられた。一応女だって・・・まあいいけど。)

ある日、といっても、随分前、「今日の格好変じゃないかな」と我が母に聞いてみた。
「大丈夫よ!あんたのことなんて誰も見てない。」と我が母が答えた。

もしかしたら、それ以来、おしゃれに気を使わなくなったのかも・・・。。。

ということで、人はそんなに見ていない。人は、そんなに気にしない。
人は、自分に関係ある事しか見えない。

とあるウェブサイトのユーザーテスト。
あの機能はここがいいのか、あそこがいいのか。

そして私は答える。
「大丈夫。その機能は全く目に入っていない。」

今、ユーザーテストの結果をまとめていて、メニュー項目に付いて聞いている部分にさしかかり、思わずコレを書いているのだが、「目に付かなかった」「気付かなかった」「うわー、そんなのがあったのね。」という意見が上がっている。

そう。あなたが悩むより、ユーザーは見えていない。

閑話休題。

弊社の近くのお店が変わった。
一緒に昼ご飯を食べていたスタッフが言った。
「マミコさん、あそこって前、なんでしたっけ」


「ふふふふふ」と不敵な笑み。


「・・・・な、な、なんっすか」


「ほらね、人は思っている以上に意識していない。つまり、ウェブサイト上のメニューも、作り手の思惑と使い手の思惑は全く違う。」

「・・・。それとそれを一緒にしますか」


「しますよ。」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

使われない機能と、Yahoo!に無い機能は「有る事に気付かれない」。
#yahoo!はすごい。検索結果の先のページもYahoo!だと認識している人の多いこと。

私はうちの教室を作る時に、パソコンやデジカメを持つ時に初めて気付く日常の素晴らしさを提案したい、と掲げたが、多くの人は雑多な情報を入れないために、いろいろなものを見て気付かない。それが生きる術。気にしていたら生きていけない。

小さなことに悩んで、ささやかな悩みを解消させるのはとても大切。
しかし、お互いに小さなことに悩んだり、一方的に「高齢者だからきっと世の中に良い事をしたいはず!」とかそういうリソウを掲げたりしないで、さりげなくさりげなく、使いやすくかつ、楽しいウェブサイトが増えれば良いと思う。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

酔言:
小さな話ですが、私は知的好奇心の強い高齢者を見るとすごく嬉しくなる。
仕事柄、それなりに知的好奇心の強い高齢者と接するとアドレナリンが、すごくネクタイが似合う人に会った位、暴発するのですが、それって、これだけ毎日シニア・シルバー層と会っている私がそうなのだから、きっととても少ないんだと思う。人は思っている事と違う事に興奮する。って、インドに行った時に思った。
普段、そういう高齢者が少ない、考える事が嫌だという人に多く会っているからこそ、もっと知りたい、もっと考えたいと思ってくださる方を、本当にかっちょいいと思うんだろうと思う。

仕事柄、50歳以上の人には多く会いますが、私が、今、かっこいい!と目をきらきらしてしまう(決してネクタイが似合うとか、ロマンスグレーで胸きゅんとかそういうのではなく。多分)ことが通常になったら、すっごい高齢化社会ができるんだろうなあと、時折思うのであります。


と、酔文は、自宅で一人で飲みながら書いているのでお許しを。書かないと書けなくなってしまいそうで。
→夜中に一度書いてUpしたものを朝未公開にし、1日経って再度公開したので、朝から飲んでいるわけではありません。悪しからず。

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ムイシ菌

「インターネットの嫌なところは、間違ったら取り返しがつかないことなんだよね」

と、某男子が言う。男子とはいえ62歳ですが。

「ちょっと押し忘れただけとか、ちょっと押し間違えただけで、変なところに飛んでいくでしょ?あれが嫌でね。直ぐ閉じちゃう」

「たとえば、」と彼が続ける。

「この間本買おうとして、かいものかごボタンを押して、何か押しちゃったんだよね。買えたかどうか解らなかったからもう一回カゴボタンを押したら、なんと同じ本が2冊届いちゃってさー。」


ムイシ菌という菌がいる。と思う。
もやしもんには出ていない。(笑:ラブ★オリゼー)
無意識の菌である。
どうも歳をとるとこのムイシ菌が増殖するらしい。

彼らはインターネットをしている最中やパソコンをしている間に、ムイシ菌の絶大なる効果により、何かをしてしまう。彼らがしているのではない。菌がしているのである。
そのムイシ菌が何かをすると彼らはパニックになる。

自分じゃない、何かが、僕の知らない間に、パソコンを動かした

そんなバナナ。

「なんか押し忘れたり、押しちゃったりするとパソコンって変な動きをするのよね」と他の女史も言う。


たとえばエクセル。
ムイシ菌がマウスを押したまま、マウスを動かす。
セルが移動する。
ムイシ菌を攻め立てるシニア。「私じゃない」「僕じゃない」 冤罪物語。

ウェブサイトでも、ソフトでも、大切なのはムイシ菌発生後に、現状回復できることだと思う。
なんかよく解らない操作をした後に、きちんと次のアクションに戻れるように誘導するか、間違いを気づかせてあげられるか。

ウェブサイト使いづらさの敵は老化ではなく、ムイシ菌なのだ。

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シニア層と検索根性

シニア層に「インターネット」を教えていると、良く言われる。

「へー。そんなことまで調べられるんだ」
「どうやって調べたの?」

たとえば、こだわった旅行に行きたい。
そうすると、私は何時間でも探す。
いくつか良さそうなホテルを見つけたら、海外の口コミも国内の口コミも全部総ざらいして、そして各サイトの値段も洗い出す。それって2,3時間、時には半日以上、一緒に行く人達の意見も聞いて打ち合わせなどをしたら下手したら1週間位検索しまくる事がある。

だから、良いサイトにも当たる。(と思っている。多分、私が知らないサイトはきっとあなたが知っている。)

検索をしていて「間違えちゃったなあ」とは思わない。
「ああ、私の思惑とは違う場所だから、戻ればいいじゃない。」

先日、ゴルフのことを探したいと言う妙齢の女性がいて、横でつらつら見ていたら、なんらかの検索キーワードをいれて、情報商材のページに当たった。
彼女はそのページをじっくり読んで言った。

「どうしてこのページが出てきちゃったんだろう。」

うちの姉は(シニアではないが)インターネットが得意ではない。
姉は私を人間検索エンジンと位にしか思っていないので、私に電話すれば、直ぐに*的確な*答えが来ると思っている。

姉に色々聞かれる。彼女はいつも言う。「どうやったらそうやって答えが出てくるの?持つべきものはい妹だわ」

いい人、は、使える人、ってわけですな。(いい人は、どうでもいい人ではないのです。)

彼女は言う。
「私が探しても出てこないのに、マミコが探すと出てくるのって不思議よね。どうやったらそういうページが探せるんだろう?」

シニア層にいろいろ聞く。「もっと検索がうまくなりたい。」「今はまだ勉強不足だと思う」

そこで、今年度は、検索をうまくなる方法をいろいろ用意した。
しかし、検索系はすべて定員割れした。これは事実。
他の講座は5倍とか6倍とかなのに、オークションの講座も3倍とかなのに、インターネットの検索が得意になるような講座を用意したら、定員割れ。みんなの「うまくなりたいの」は、


「別に今のままでもいいけど。できる範囲しかしないし」
「できたらいいなーって思うけど。難しいのは面倒くさいし」

ってことなのだ。
その難しさに、よりよい検索結果を求めて執着することに、魅力がない。
だって、テレビを見れば情報が大量に流れてくるし、どうして情報を自ら得に行かなくちゃいけないの?
Yahoo!トピックスで十分じゃない。ホームページをあければ(yahoo!の)ニュースがすぐに見えるから、

「どうしていろいろ探す必要があるの?探したものを教えてよ。」

そして、言う。
「もっと検索がうまくなりたい。」

つまり、「私いつかきれいになりたいの」は願望であり、きれいになりたい人はすでにきれいになるための道を頑張って歩んでいるし、いつかはいつでもない。これはまさしく真実。メダカだっていつか鯉になりたいと思っているように、「いつか」はなかなか来ない。(とはいえ、いつか、って目標を持つことは大切ですけどね。要はそれに向かって動いているかどうかってこと。)

つまり、「私いつか結婚したいの」はたわごとであり、結婚したい人は出会いを求めていろいろな場所にいっているに違いない。「うーん、いつか結婚したいなあ」と言いつつ、休みの日を読書とhatenaと映画と陶芸と掃除と残務処理で終わらせてしまうような私はシニア層の「いつかしたい」と同類なんだろう。はは。(乾いた笑い)

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とっても難しい

難しく考えてしまう人にとって、インターネットとはとても難しいものである。

「たとえば電話帳だったら、ページをめくれば電話番号が解るじゃん?インターネットはどうすればいいの?」とOさん(54歳)が聞く。

「検索すればいいんですよ!電話帳と一緒ですよ」

「うーん」なんだか納得がいっていない。

「たとえばYahoo!と楽天とBiglobeってどう違うの?」

うぬぬぬ。

Yahoo!は電話帳で、楽天は伊勢丹でbiglobeは西武鉄道。
伊勢丹は道路作ってないし、西武鉄道は道路ありきだし。

「うーん、なんとなくわかった」

よっしゃ。

「例えばオークションしたいんだよね」

と、該当ページを出す

「これに入札したい場合にはどうすればいいの?」

「まずは利用登録を!」

Yahoo!JapanIDの取得、というのが現れる。

「このIDというのはなんなの?」

「会員番号みたいなものですね」

Yahoo!ID登録画面に行く
Yahoo! JAPAN ID
(Yahoo!メールアドレス)

「うーん、これは自分のメールアドレスを入れればいいのか、IDをいれればいいのか、何を入れればいいの?」

「うーん、、、」(説明って難しい)

IDを入力すると「そのIDは既に使われています」

「って、どういうこと?」

パスワードって何?
その下に出ているメールアドレスってYahoo!のメールアドレスを入れるの?
秘密の質問って意味は何?

質問が続く。

そして、一つ入力漏れがあったので、エラーが出た。


「うーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」唸る。


しばし頭を抱えて・・・・


「どうやったら解るようになる?」


「前に進まねばならぬデス。」

やるしかないよね、やってみるしか無いじゃん。と思う。
知人になにもかも難しく難しく考える子がいて、どうしていつもそんなにややこしく考えるんだろう、と思っているんだが、言葉の問題とかが、わたしたちが思っている以上に難しく感じさせるんだなあと思う。

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シニア向けウェブサービスって?

id:aratako0さんからメッセージがメッセが来たのに「仕事中なのでそれでは」と冷たい事をおっしゃるので返答(笑)

シニアは普通に私たちと同じようなサイトを使いたいということ、ただしそこに障壁があるということ。そこで、元々あるサイトをどうやってユーザビリティを改善し、シニアに知ってもらい、使ってもらうかということが大事かと思います。

もちろん、ポジショニングとしてシニアを狙わないという考え方も必要でしょう。
trans--シニア向けWebサービスってもう終わったよね、という話

adatako0さんと前飲んだ時に「シニア向け、って区切るのおかしいよね!」といろいろ語り合ったのですが。

当時はそう思っていた。
シニア向けウェブサイトって、おかしいよね。
なんで年齢で区切るの?
彼らは経験が多い分、いろいろな趣味を持ち、画一的ではない。
いまどき女子大生だって色々区分されてるのに、彼らが年齢だけで区分されるのはおかしい。

でも、年齢という区切りが必要なこともある。

最近とあるシニア向けサイトのメンバーとオフ会をしょっちゅうしている。(ありがとうございます)
どうも、彼らにとっておやじギャグ満載(かつ「のんべ」←でもお酒弱い。最近カラオケに行くと自分の音痴さで気持ち悪くなることが発覚。)の私は「オヤジ」部類に入るのでよく誘ってもらえる。

その時に出てきた言葉が「確かにMixiも入ってるんだよ。でも、若者ばっかでつまらない。」「話が合わない」「話が振れない」という悩みを持っていることも、よく聞く。(あまり悩んでなさそうだけど)

口コミサイトなんて紹介して一番最初に言われるのが「若い子の意見ばかりじゃ役に立たない。年齢が知りたい」でしたし。

年齢というゆるい枠の中で、縛られずに居心地がいい環境が必要。
サービスマーケティングの本にも書いてあった。
対象者を集めるには、その人たちがいやすい環境が必要と。

・とあるサービスのユーザーの8割は50歳代以上である。しかし、そのサイトでは前面に「シニア」は出していない。趣味でくくっている。
・シニア層はさりげなく、2ちゃんユーザーも多い。(昔は2ちゃん見てます、というのは憚られる話だった気がするのに、最近のシニアは嬉しそうに言うことがある。反応に困る。)
・若者とは話が合わないが、シニアばかりはちょっと抵抗がある。(そこにくくられるのが嫌)
・でも、自分とあまりにも違うところに入るのは嫌。
・必要なのは年齢の区切りではなく、使えない人でも使えること。
・弊社の保有するパソコン教室でも、いらっしゃる人に対して「シニア向けパソコン教室」と謳ったことはない
ただし、「うちは老若男女いらっしゃいますよ。ただし、平均年齢があなたと同じくらいなんです」と言っているだけ。
それで皆さんが安心していらっしゃる。
#ちなみに、オーナー研修のとき、「教室はあなたを映す鏡です」という話をする。
ガツガツしたらガツガツした人が来るし、楽しそうであれば楽しそうな人が来る。
サービス業ってそういう感じ。雰囲気が人を集める。


シニア層向けのサイトを作りたいなら、シニア向けですよー。というより、シニア層が居心地がいいサービスを提供すること、そしてシニア層が使いやすいことが重要なんだと思う。シニア向けですよ!と謳う前にそれを整備しなくちゃいけない。


aratako0さんの話に出たリログは終わってしまったけども、あの場所の良さは「村」的なよさがあって、私は勝手にhatenaシニア版のようなイメージを抱いていた。
みんなが仲良くて、お互いをニックネームで呼び合っていて。3日ブログを書かないと「どうしました?」とメッセージが入る。会話のやり取りもとても楽しくて、終わる時もみんなが嘆いていた。

でも、結局会員数は伸びない。
伸びないからこそ楽しいところだったのだけど、それでは継続が難しい。

シニア向けウェブサイトは伸びないことを前提にやらなくちゃいけないのかな、ということをこの間スタッフと話していた。伸びなくても、オフを強く感じるからいいんだよ。そういえないと「シニア向け」ウェブサイトはできないのかもしれない。もし、シニアを対象にしたいならシニア向け!と言わずにシニアも使える、としたほうがよほどいいんだろうなあと思う。

だから、もう一回引用

シニアは普通に私たちと同じようなサイトを使いたいということ、ただしそこに障壁があるということ。そこで、元々あるサイトをどうやってユーザビリティを改善し、シニアに知ってもらい、使ってもらうかということが大事かと思います。

もちろん、ポジショニングとしてシニアを狙わないという考え方も必要でしょう。
trans--シニア向けWebサービスってもう終わったよね、という話


これがすべてなんだと思う。
シニア!シニア!シニア!って叫ぶんじゃなくて、シニアが使いたい場所でシニア層が使えるウェブサイトであること。使ってほしい人にとって居心地がいい場所であること。
それが大事なんだと思う。


ということで、安易じゃないですよ。ありがとうございます>aratako0さん。だから、例の話、もちょっと待ってね。

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できるひと?

数年ぶりにFさん(62歳女性)がいらした。
「マミコさんお久しぶり♪」

#すごいマニアネタで申し訳ないですが、レッドソックスの岡島がジャイアンツのルーキーだったころ、月刊ジャイアンツという雑誌にソケット君、という漫画が掲載されており、その漫画に出てくる岡島の後ろに飛んでいる花を持っているような女性である。Fさんは。って、絶対誰もわからないようなネタを・・・(長い前置き)

良く聞くと、Fさん、ブログにアドセンスを載せたいという。
「じゃあ次いらしたときにアドセンスとブログのID,PWは必ず忘れずに持ってきてくださいね。」

そして、先日Fさんがまたいらした。
「持ってきたわよ~」

いろいろ話を伺うと、FさんはSeesaaでもはてなでもBloggerでもブログを開いているという。それぞれ違う内容で。
で、いろいろ検索してどうやったらお小遣い稼ぎができるのかとか、人気コンテンツになるのかを調べている様子。
いつの間にやら格段と「できるひと」になっていた。

さて、ではアドセンスのタグをいれこみましょう。という話をしたら
「パスワードとかはここにいれてきたから」とドラえもんよろしくUSBメモリを取り出した。

いやあな予感。

USBをあけて入っているのは、予想通りショートカット。
「だって、うちのパソコンはこれだけで十分なの」

うん。うん。そうだ。そうに違いない。だがしかし。

「えーと、IDとパスワード、メモとかしてきてないですか?」

メモを取り出すFさん。いろいろ試す。試すが入らない。

私が持っていたアドセンスのページを急いで開く。これで演習だけして、家に帰って自分でやっていただくしかない。

一通り説明する。そしてなんどか練習する。(偶然にも?seesaaで私もブログを持っていたので・・・)
「うーん、なんだかわかったような、わからないような・・・」

「ところでね、」と続く

「アドセンス申し込んだんだけどエラーが出るのよね。これなんだけど」

またドラえもんのように取り出したUSBメモリの中に、エラー画面の保存されたものが入っている!

要は、アカウントが開かれてませんよ~的なものであった。

「意味が解らないのよね」

(なんでだ?さっきまであんなに難しい事をやってのけて、はてなとか、seesaaとか開こうというのに、これはエラーメッセージをクリックすればいいだけじゃないか。)

「あとね、チャネルっていうのが解らなくて、まったく前に進めないの。」

ん?Fさんは相当できる人のはず。。。ではない?

「いろいろ調べたんだけどね」

調べることができるというのは一種の才能である。女性はほとんど人に聞こうとするから。

しかし、調べてそれの意味や、エラーメッセージの内容にたどり着けない・・・
よくよくみると、確かにカタカナ比率が多い。どうも自分に関係なさそうなところのカタカナは読み飛ばしている様子。
それも、本当は関係ないんじゃなくて、関係ないと思い込んでいる部分・・・


若い方なら、なんとかできそうなものが、シニア層になると、これだけ使いこなしていそうなFさんですら、さまざまなカタカナやいろいろな要因で止まってしまう。
Fさんと話しながら、さまざまな事を考えさせられた。

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覚えなくちゃいけない病

覚えればいい病、というのがあると思う。
たとえば、歴史の年号とか、「覚えなさい。丸暗記なさい」と仰る方もいた。(私の周りにはいなかったけど)
数学の公式とか、覚えなさいと繰り返しまくる人もいた。(運のいいことに私の周りにはいない。)
#結局私は何も覚えなかったので、中学時代、誰がどのクラスだったという無駄な記憶がその容量に詰め込まれた。英単語とか覚えておけばよかったのに。

覚えなくちゃいけない病に、多くのシニア層はかかっている。
たとえば、銀行のサイト。
「私は ●○銀行のサイトは使っているのよ。でも、今度新しく××銀行も使い始めるから覚えなくちゃ」という言葉が出る。
「僕は ×○証券で取引しているから、ほかの証券会社は使えないなあ。まったくわからないよ。覚えるの面倒くさいし、今のままでいいや。」

えー。そんなの、基本的な要領さえつかんじゃえば同じじゃん。

と、使える人は思う。

「パソコンは同じメーカーがいいわ。だって、そうしたら操作性が一緒でしょ。」

まあ、ダイナブックには●ポチなくなりましたけど。操作性という言葉をそういうことを指すのであれば同じじゃない。
さらに、OS部分を指すなら、さらに同じではない。でも、彼らは頑なに思い込む。「前この会社のを買ったから同じメーカーのものがいい。」まあいいけど。

覚えなくちゃいけない、という言葉を本当に良く聞く。
覚えなくちゃいけないんじゃなくて、きちんと概念を理解すれば大丈夫だ、と私は説いてみる。しかし、その言葉は通じない。通じない、というか、たぶん、意味が解ってもらえない。だから、手順を説明する。手順を説明するから手順を覚える。手順を覚えるから、たとえば、ワードで画像が挿入できてもエクセルで画像が挿入できないということに陥る。そう、応用が利かなくなる。

だからなんだ、という話である。

ただ、作り手に、「これを使っている人の応用力とか求めちゃいけなくて、彼らは手順を覚えるということに力を入れているのだ」ということを感じていただきたい。

たとえば、歴史なら、大体の流れが解っていれば、年号なんて適当に頭に入るもんだと思っている。(細かい年号は覚えなくちゃいけないけど)。っていうか、応仁の乱が1800年代なんてことは絶対出てこない。(実話)覚えなくちゃいけないから、忘れる。江戸時代って1500年くらいからある?とかって質問、サムいぼが出そう。(実話)

とはいえ、私もいろいろなところで覚えなくちゃいけない病にかかっている。覚えなくちゃいけないから、なかなかでてこなくて忘れてしまう。典型的な例が運転である。ここ数年運転していないのでなんともいえないが、先日運転をしようとしたら、サイドギアを引くんだか押すんだか覚えていられなかった。車庫入れも、右に回すとお尻がどっちをむいてどうすればいいのか覚えなくちゃ、と教習所で思っていたので、今だによく解らない。(ちなみに課程では、どうしようもなく覚えられないので、先生の手の角度を全部覚えて一発クリア。覚えたからすぐに忘れたし、教習所の車庫以外入れられない。(笑ってごまかす))


でも、多くの受験生はきっと詰め込んでいる。詰め込んだら忘れてしまう。シニアに然り。彼らのメモのとり方を見ているとつくづく思う。覚えようとするから忘れるんだと。覚えよう病はもうどうしようもないんだけど、せめて作り手側から覚えなきゃというプレッシャーを除くということも重要なんだな、と思った。覚えなくてもできること。覚えなくちゃ、と言う前に「ああ、できるのね」。そういう感じを求めたい。

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シニア層と脱PC

私には1日以上PCをあけないということが我慢できない。
お酒は1日我慢できてもPCは我慢できない。

一方、我が姉は同じ姉妹かと思うくらいPC音痴である。
一時期、弊社の教室に恥ずかしながら通わせたくらい、まったく何もできない。
通わせた後も何も使っていないらしい。「この間小学校のPTA?の議事録を打った」と自慢げにいっていたので、たぶん、その程度だろう。「ママはゲームくらいしかしないよね!」は甥の談。
ちなみに、私はPC以外の機械はほとんど使えない上に方向音痴であり、車も乗っていない。姉はビデオや携帯を使いこなしている上に、方向音痴ではなく、車庫入れがうまい。だから、別にPCが使えるからといって私は姉に対していばれないのだが。
最近知ったが、姉が携帯でMixiをやっているらしい。私も一応Mixiに入っているが、携帯で見たことはない。時代遅れなのかもしれない。(ちなみに、妹もMixiをしているが、お互いはマイミクにしていない。嫌だそうだ。)


さて、そんななか、こんな記事を発見。

ましてや、Amazonのようなプラットフォームと関係ないようなプレイヤーさえ、Kindleという電子デバイスを作り、最終的にはインターネットを介さないコンテンツ配信をにらんでいる。主要プレイヤーみんなが、PCとインターネットという檻から外に脱出しようとしている。
みんながパソコンから逃げ出してる

先日デジカメ講習を行ってショックだったこと。
私たち古い人間はデジカメ→PCで加工(もしくはそのまま)→印刷 となる。
ところが、とあるシニアが、一通りデジカメの使い方を習い、それではパソコンに取り込みましょう、という話になった時に「ねえ、なんで私はデジカメを習いに来たのにパソコンへの取り込みをしなくちゃいけないの?デジカメはそのまま印刷すればいいじゃない。テレビに映せばいいじゃない。どうしてパソコンを使わなくちゃいけないの?」と仰った。確かにそうだ。(でも、そうしたら「パソコン教室」の主宰するデジカメ教室に来たのはなぜ?だけど・・・でも、デジカメ教室、といったらそう思ってしまうのか。頭が固くなってきている。)

脱PCが続く。

「パソコンでメールは楽しいですよ」と新しく来た生徒さんに言ってみる。
その生徒さんがこちらを見て「どうしてパソコンでメールしなくちゃいけないの?メールなら携帯で十分じゃない。だって、周りは皆携帯よ。」

「パソコンのほうが画面が大きいですよ?」と、断然パソコン派の、古い私が言う。
「でも、パソコンって相手もパソコンじゃなくちゃダメよね?」新しい、初心者が言う。
「そんなことはないですよ。パソコンだとたくさん写真も送れるし。」と、写真なんてめったに送らない私が言う。
「だって、パソコンは毎日持ち歩いているわけじゃないし」と、彼女が言う。確かに。
「携帯はその場で見れるでしょ。パソコンは開けなくちゃいけないでしょ?相手のパソコンに送っても相手が毎日パソコンを見ているわけじゃないでしょ?」

ぐぅ。

「インターネットって見てもよく解らないしね、いろいろ情報がありすぎて」別の女史が言う。
「(あぐあぐ)でも、探す楽しさが・・・」私が酸欠状態の金魚みたいな感じで返す。
「そんなに見ないしね。携帯で十分」

うぐっ。


PCは便利だ。なくてはならない。新しいPCなんて頬ずりしちゃいたいほどかわゆい。
だが、PCを楽しいと思えない人はどんどんケータイで代替を始めている。
PCが旧世代になることも、ならないことも、そう遠くない。

そういうわけで中国、インドに携帯ネットコンテンツが普及した時点で、世界レベルでネットの携帯方向へのシフトが始まるんじゃないかと思う。そんとき俺らはどうしようかと。現在インドの携帯はプリペイドの払いきりスタイルが主流だけど、既に農家や地方の人間は携帯電話を使う事で、仕事のスタイルが変化しだしているらしい。

ちなみに、わたしはインド好き(北のほうだけど)である。それも、町ではなく、村である。ど田舎。野良牛なんて普通。神聖なものと言うより野良牛なので、そんなもんだ。(はじめて言った時はその村に来た2人目の外人ということで近所の人が集まってきた。)
私が行っていた10年前はネットができるところなんて隣の町(マナリーとか、クルとか)にいかなくてはいけなかった。偶然出会ったインド人ファミリーの家に宿泊をしている私はTATA製(だったと思う)のバイク(無理やり4人乗り。)で隣町まで連れて行って貰っていたが、パソコンがあってもまともにインターネットができるところなんて殆どなかった。ほとんどがPCの前に out of service. と貼ってあるだけだった。

しかし、先日、友達からメールが来た。「パソコンを買ったのよ」
たぶん、携帯も買っただろう。友達の夫のDogra-jiは新しいものが好きだから。
ああ、どんどん変わっていく。私が知っていたところはもうないんだろう。でも、過去に固執したら老化をすすめるだけだなあと思いながら、時折インドの写真を取り出して懐かしんでいる。

URL入れ忘れていました。すみません、、、

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やりたいことがやりたい。

とある生徒さんに
「マックはvistaですか?」という質問を受けた。
違いますよ、と回答したら「じゃああたしが持っているパソコンはvistaですか?Macですか?」と聞かれた。
しらんがな・・・。

さて、Aさん(65歳位の女性)。
某所でブログをたちあげた。
初心者でも簡単!というところである。

1記事に写真を1枚入れるのは簡単だが、2枚目からが難しい。

写真を一度アップして、そのソースをどこかにメモして、画面を遷移して、ブログの記事にそのソースを貼り付ける。
これがどうやってもできないのだ。
メモを取るものの、写真の番号(ファイル名)までメモを取ってしまうため、毎回違うソースになる事も理解出来ない。
ショートカットキーを親切心から教えてみようと試みるも、結局それは「覚えなくてはいけない」手間をかけるだけだった。

「うーん。1記事につき写真一枚、と言うのはどうでしょう。」
対応に疲れた私が小さな声で言ってみた。

「いや。絶対。」

ヒー

なんか、「麻薬、ダメ、絶対。」そんな感じの語気。

簡単だけど機能の少ない初心者モード、使えない人はそれを欲しながら、なぜか初心者モードでは満足が出来ず、応用モードの機能を求める。それは「そんなこと簡単っぽい」し、「やりたいことがやりたい」という彼らの欲望である。

たとえば、ようやく入力ができるようになった某女史も、入力ができた瞬間に「名刺くらいなら作れそうよね」と仰る。(出来る人にとっては名刺くらい、であるが、初心者にとってソフトを扱うと言うのは本当に難しいのです。)

これはとても難しい。そしていろいろなところで見受けられる。
彼らは何が「初心者モード」で、どこからが「それをやりたいと思うなら勉強しなくちゃね」という応用モードなのかまったく区別が出来ていないから。

イメージとしては、料理を始めたばかりなのに料理基礎コースにいかずに「基礎よりも面白いし、出来そうだから」という理由で本格中華料理のコースにはいっちゃった、そんな感じ。それも、なぜ本格中華料理のコースを選んだんですか?と聞いたら「だって、今までインスタントでは作っていたら多分大丈夫」とかってわけのわからない返事が来る。でも、多分、そう。

私はFAQに応用編、とかってつけるぐらいなら、そのウェブサイトで出来ること一覧でを作成し、そこに難易度をつけるべきだと思う。そして、可能であればその人の能力を測るようなテストを作っておいて「あなたには難しいとおもいます」とかって表示してもらえたらとてもうれしい。まあ、彼らにはそんなものは関係ないとおもいますが。「やりたいことがやりたいだけなのに、難易度なんてそんなの関係ねえ」(ちなみに、先日シニア呑みをしたのですが、みんなこれを言っていた。私は実物を未だ見ていないのに・・・)

もし、初心者にも使ってほしいウェブサイトがあり、初心者機能をつけるのであればどの機能部分を初心者モードに残すかどうか、しっかり考えなくてはいけないなあ。と思う。


ところで、話は飛びますが、先ほどセールスの電話がかかってきた。
古いパソコン引き取りますよ、買い取りますよというものだったので、とりあえず話を聞こうと思った。(いくつかあるので。。。。激古の2000が・・・)
「OSは2000なんですが」と申し上げますと「解りました、型番が2000なんですね!」「・・・?OSですが。」「・・・詳しいものに変わります!」いや、そのくらいわかって電話してよぅ。そんなの詳しいものじゃなくても解っていようよ、と思っていたのだが、まあ、初心者はそういう感じです。すべてが宇宙用語。私がガンダムの話をされたときに何語か解らないのと同じ感じ。多分、私が1996年ごろのジャイアンツについて熱く語っているときの周りの反応と同じ気が・・・。

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シニア層とインターネットいろいろ

あまりインターネットを使えていないけど普通にメールなどをしている方々に何をブックマークして、何を毎日見ているのか、ということについて聞いてみました。そしてその他もろもろ感想付き

★普通ブックマーク
やっぱりなあ。というのはGoogleがブックマークしてある。というもの。
Yahoo!の方もいらっしゃいましたが。(トップはプロバイダなり、メーカーなり。)
インターネットを開けてYahoo!に行くの。そこからいろいろはじまるの。
始まるとはいえ、見るのはYahoo!トピックス。「私はニュースをインターネットで見ている」と仰る方の9割はYahoo!トピックスのこと。一人だけ新聞系のものをブックマークしている方がいましたが。

★気に入っているページ
総合情報ページなどはなく、特化した趣味ページが多いのが特徴。そのページは個人でも、法人でも。

★不思議ブックマーク
Googleの検索結果とか、ご自分の名前の検索結果がブックマークされてる。息子・娘の会社とか。

★ほとんどyahoo
Yahoo!で彼らのインターネットはすべてできている。
車の売買、土地関連、オークション。そうですか。Yahoo!ですか。でも、Yahoo!セカンドライフと回答した人は・・・いず・・・。がんば!

★総合情報サイト
allaboutを知っている人が一人もいない。いろいろあるのは何もないのか?情報源サイトの切り口をちょっと変える必要があるかもです。これは1月の課題にします。(今度の打ち合わせで議題として出しましょう。)

★便利は使う
チケット、旅行、乗換案内。そういうのはきちんと利用。ゲームとかも使う。価格コムやぐるなびも使う。

★価格以外の情報は会社のウェブサイト
車ほしいなー。家電ほしいな~の場合にはその会社のウェブサイトに行く傾向が。カタログを見ながらウェブサイトを見ているみたい。個人的には炊飯器がほしいっす。だれかバレンタインに・・・。炊飯器・・・。

★動くパーツのあるサイトはお金をかけているサイト
お金かかってるのよ!あのサイト。と言われて覗いたサイトはたいていプロモーションビデオだのCMだのがリンクされている。うん。確かにビデオにはお金かかっているが、ウェブには・・・それって別問題じゃない?と突っ込めず。トップフラッシュも大好き。動くの大好き。ただし、提供者としては、動くものを提供してしまうとそこから視線が動かないということも忘れちゃいけないこと。

★情報源
雑誌とか、新聞とか、広告に書いてある  ○○という言葉で検索、は、本当に検索しているようですね。

以下、私の話ですが:電車の中で○○で検索、というのがあり、おお、今度検索してみようと思っているのですが、通勤途中に忘れちゃう。で、いつも次の日の朝「ああ、昨日この言葉で検索してみようと思っていたのに」と思っている。電車の中の検索広告って皆さん覚えているんでしょうかね?

★私はいかなるサイトにも登録しません。
「登録したらスパムが来た」うーん、これはなんか、いやーんですね。この手の発言多いです。それも、大手に登録したらスパムが・・・。楽天のメールマガジンは相当な勢いで嫌われていますが(多すぎ)、それ以外にも○○(デパート、遊園地、レンタルビデオ会員など)に登録したらアダルトメールが来るようになった と勝手に因果関係を作っちゃう方々も。

迷惑メールを振り分けまくって生きることも大切なのに、それだけでインターネットが嫌になってしまうというのは困りもの。ちなみに、私のメールは飲み会の予定が多いので友人のメールボックスで迷惑メールに入っているらしい。たまに迷惑メールチェックしてください。飲み会の予定が・・・

取り急ぎメモ。

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コロコロ変わる

コロコロ変わると言えば、女心と秋の空。

コロコロコミックではない。

さて。

Mixiについて話していたところ、Iさん(59歳)が言った。

「Mixiは画面がコロコロ変わるから使いづらいんだよね。」

インタフェース部分を変えると多くの人から文句が出る。それが改善でも改悪でも。

ただし、若い子は文句を言いながらも対応できる。
「前使っていた機能が使いづらい」と言いながらも。
そして、慣れる。

中高年になると「うぉ、画面変わった」「解んなくなっちゃった」「んー。じゃあいいや」or「最低限の機能だけ・・・」←Mixiだと日記を書く、足跡を見る  となってしまう。

そんなことは避けたい。

彼らを見ていると、どうも画面の中を相対的に覚えているようだ。
これは右上にあったとか、これは左にあったとか。
本当はそんな概要ではなく、この場所。という決まりを彼らは勝手に作っている。
そして、そこにあると思い込んだらその場所から動かない。

インタフェースが変わったウェブを見ると必ず「前はここにあったのに。」とそこから半径2センチくらいしか画面を見ない。必ず柳の下にはドジョウがいると思っている。

もし、中高年も視野に入れたウェブ展開をするなら、インタフェースを変える時に相対的な場所を変えない、もしくはその周辺に同じ機能を配置する、と言う配慮も必要だと思う。そうでないと、使われなくなってしまう。

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過剰な期待

「もし、私が化粧をしたらモテテモテテ困っちゃうから、私は化粧をしない。」

と、真顔で言ったらうちのスタッフが爆笑した。


いや、本気で言っているのじゃない。

(本気かも?)

違うんです。

シニア層はインターネットに過剰な期待をする。

「もし、ブログを作ったら、次の日からすごい問い合わせが来たら困るからブログを作らない」
「ホームページを作ったら注文が間に合わなくなるかも」
「これでホームページを作ったら明日から集客バッチし」
「ミクシーとかにはいったら、友達ができすぎてその管理に困るかも」


って、全部やっていない方の会話なんですけどね。

「彼らはインターネットに過剰な期待をしすぎなんじゃないかな」と私がつぶやく。
「え?それってどういうことですか?」


つまり。といって、冒頭の会話につながる。

でも、そんな感じがとても近い。


#追伸、とあるブログを書いたSさんが、「明日からアクセスがすごいあったらどうしよう。自分がばれてしまうかも」とずっと心配していた。なにを。を思うのは若い人の気持ち。次ぎの日、「あまりアクセスが無いからインターネットはつまらないorz」と言っていたSさんは他のブログを始めたが、そこでもアクセスは無く。止めたようである。「インターネットに俺を理解する庶民はいない。」とのこと。ちょっと面白いことを思いだしたので追記

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それは戻れない。

つい先日、三十路になったのですが、もう三十路飽きた!と叫ぶ今日この頃。
もう三十路は十分。20代に戻りたい。といっても、それは戻れない。


さて、シニア層を対象としたユーザーテストのリハーサルをシニア層にしていて
おお、こんなところを見ちゃう可能性もあるなら、こっちも用意しておかねばという書類とかを整えつつですね。

シニア層は戻るのがお好きである、というのは前も書いたと思いますが(ほかの方のようにマメに昔の記事をリンクすればいいのですが、ダメナコなので・・・すみません)、とある設定ページから前のページに戻るとき、ページ遷移の時点で戻るボタンを利用する。

ところが、その時、アラートが出た。(ちょっとゲーム風に読んでください。とはいえ、ゲームやったことがないのに。)

「これからいくページは暗号化云々。送信者に読み取られるかも」という内容だったと思うが、それを見た瞬間、勢いよく右上の×ボタンをクリックした!!(※アラートでると右上バッテンをクリックしてしまうのは初心者とシニア)

当然だが、戻らなかった!!!

「あら、このページ、戻るボタンがきかないのね。」

と、勝手に解釈した!!!


アラートは難しい。「読めばいいじゃん」はできる人の言葉。「だって書いてあるよ?考えなよ」というのもできるひとの言葉、
先日いらした生徒さんがうちのスタッフに「どうして先生は出てくるメッセージを理解できるんですか?」と聞いていらしたが、初心者・シニアはアラートが出てくるだけでも嫌なのに、はい、いいえだなんて選べない。

となると、右上の×を押す。


そういうことも前提に、ウェブは作っていく必要がありあそうだ。


以下余談
私も普段は「読めばいいじゃん」「考えればできるじゃん」と思ってしまうタイプなのではあるが、ふと考えて、世の中のモテる女の子はそれができないんじゃないかと思いついてしまった。
よく解らないから、誰かを頼る。それってものすごく人間関係にとって必要なのではないだろうか。
知り合いの女性たちが「よく解らないから旦那にやってもらう」「彼氏にやってもらう」というのを聞いて「そんなの説明書読みなよ。」と無駄なアドバイスをしている私がなんだか痛い年の瀬。むむむ。

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できるとできないの線引き

優秀なナースがいるとシステムがなかなか改善されないという話

 

「優秀なナース」の定義はどこでも同じで、「目の前の患者が必要としているものを、あらゆる障害を乗り越えていち早く提供する」こと。取り替えるべきシーツが不足していれば別の階に走って行って調達してくるし、新米のナースのミスにはいちいち噛み付くこともなくそのミスを取り繕う。そんなナースたちにとっては、その手の「不具合」や「障害」は避けられないもの。「そんなものにいちいち文句を言っている暇があったら、患者の世話をするべき」というのが彼らの考え方だ。

 調査によると、ほとんどのナースは一日の30分から1時間をそんな「障害を乗り越えるための工夫」に費やしており、そのために残業をしたりすることは日常茶飯事。彼らは、口をそろえたように、「大きな問題があったけど何とか患者さんには迷惑をかけずに解決することができた」日にもっとも充実感を覚えると言う。

優秀なユーザーがいると、なかなかウェブサイトが改善されない。
優秀、というよりも、臨機応変、ということを知っている。というか、きちんとウェブの概念を解っている(たとえば、基本的なところだとクリックすれば他のページに飛んでいる。そのページは「リンク」されていて、「次ページ」ではない、インターネットはどのパソコンからでも見ることが出来る。みんなサーバに見に行っているんだよ。などなど)場合、ウェブサイトで苦労することなんて、見た目の問題しかないと思う。素材サイトでEnterが見つからなくて困ったり、マウスが滑ってへんなサイト開いちゃったり。昔だと、goo.co.jp開いちゃったり(それも学校で)でも、対処法を知っている。対処法を知っているというより、焦らないで対処することが出来る。(Goo.co.jpのときは悲鳴上げましたけど。それがさらに目立つ結果に・・・)

しかし、まあ、ウェブサイトの使いづらさはちょっと置いといて、例えば、少しのカスタマイズとか、自分なりに使いこなすこと、苦労して自分の好きなページを見つけ出すこと、Tipsを発見すること、そういうことに生きがいを感じる。どうして他の人がそれをなんかアドレナリンが煮えたぎるほど楽しいと思えないのか解らない。そういう発見が出来た日、自分でなんか見えちゃった日なんか最も充足感を覚えると思う。

そういう人たちは、使えない人の気持ちを理解できない。「だって、使えばいいじゃない」。それは、本当にマリーの世界だ。「どうして?パンがなければ、ケーキを食べればいいじゃない?」ラスカルッ!いや、オスカルの間違いだ。

使える、優秀なユーザーさんたちでは、難しい。だから、まあ、うちみたいなところがあるんだが。

改善を阻止するのは優秀な人たちだけではない。
問題点に気づかない人たちもである。

ウェブサイトを使えます。というシニア層に出会って、実際に操作してもらうと、色々な障害に出会っている。しかし、彼らは障害に会ったことに気づかない。彼女たちは「なんだか、遠回りした気もするけど」と口を揃えて言う。
「まあ、こういうのはできなくても当たり前だし」「私にはきっと難しいのよ。」「そういうことはねー、娘がやるから」

例えば、タスクを提供する。できない。しかし、彼女たちは全く違うものを勝手に答えとして引き出してきて「これが正解でしょ。私できるわよ」とも言う。

僕は出来る。というおじ様がいた。
そんくらいできるさ。
ユーザーテストのときは、大変だった。
頭が頭痛、というくらい、目の奥からズーンとした。


筆者は「だから病院の経営陣は、ナースの日々の活動に常に近いところにいてどんな問題を彼らが解決しなければならないのか、どんなところに余計な時間を費やしているのか観察し、積極的に手を差し伸べてシステムを改善しつづけなければならない。そして、他人のミスを指摘することが個人攻撃にならないような文化を作り、誰もがオープンに自分や他人のミスを語り合える場を作るべき。」と結論付けている。

そう、どんなところに余計な時間を費やして、どんな答えを勝手に持ってきて「正解」としているのか、作り手は積極的に手を差し伸べてウェブサイトを改善し続けなくてはいけない。それは、ユーザーからの攻撃ではなく、自然な質問なんだと思う。それが商機なんじゃないかと。

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シニア層とマウス

(以下敬称略)

マイクロソフトがICTマスターというホームユーザーに教えるインストラクターの認定制度を作った。
最近、マイクロソフトがシニア層に猛烈にアプローチをしているのはご存知の方も多いのでは。

そして、わが社はICTマスタートレーニングセンターというICTマスターをトレーニングする学校でもある。(試験会場でもある。)
そして、さらに、そのトレーナーは私である。

今日は補講でとあるマスター候補生に指導をしていた。

初心者にパソコンを教えることを前提に説明をする、ということをロールプレイングしているのですが。

「はい、それではマウスを握りましょう。人差し指を左ボタンの上に・・・」という説明をひたすら受ける。
私はシニア役。心はすっかり初心者シニア層。

そして、ハタと気づいた。
私、マウス握るのに力入れすぎ。
クリックするのに上から振り下ろすかのごとく人差し指を強くボタンに向かって「たたきつける」
そして、その瞬間に右クリックも同時押ししている。

これはシニア層によくある行動なので思わず出てしまったが、とにかく彼らは恨みでもあるように、強く押せばいいことがあるんじゃないかと思うくらいにガンガンとマウスをたたく。クリック、なんてかわいいものじゃない。ガチッガチッ。そんな感じ。

生徒さんのWさんはまだ若い(59歳)のですが、やはりクリックするときにかなりマウスをたたく。

ウェブを見ていると小さいボタンが多いため、
たたく、そして、ずれる。
ずれることに気づかず、「できなかった」そしてたたく。

マウスの指を置くところに窪みを作ったらどうだろう?
すこし触る部分を柔らかくしたらどうだろう?

いずれにせよ、多くの人はボタンを「たたく」。

ウェブサイトを作るときにはたたかれても良い大きさのボタンを用意する必要がある。

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シニアがパソコンを使えない理由

ネタにします、すみません。

昨日、IT系?仲良し4人組?で食事を食べていた。
途中で携帯電話の話になり、「そういえば、お互いの携帯メール交換してなかったね!」という話になった。

「さてどう交換しよう」と悩んでいたら一番詳しそうなSさんが「赤外線で交換すればいいじゃん」

「おお、赤外線!」

ところが、私は私の携帯に自分のアドレスを登録していない。
先日 メニュー9で出るよ、と誰かに習ったものの、それをしても自局番号しか表示されないことを私は知っている。

「私は?」とFさんが言う。確認するとやはり登録されていない。

「でも、携帯のメールって面倒くさいよね!」と私と口を揃えていう。
「パソコンの方が絶対早いじゃん。」「そうそう、携帯の画面なんてちまちましていてやってられっかー」気炎を上げる。

私は携帯が苦手だ。普通にメールとか、ネットとか時折しても、それでもあまり携帯を使いたいとは思わない。
今どきの若い子なのにね、とうちのシニアが言う。「見た目は若いんですけどね」と返す。

ところで、シニア。
最近入会される方の多くがワープロ出身、もしくはオフコンだの、なんだか難しそうな昔のパーソナルじゃないコンピューターを扱っている人が多い。「昔はコレでよかったんだよ」

結局、年を取るのは、毎年ではない。
今できるうちは、今でいいと思っている。
ゆで蛙の話と一緒だ。蛙はお湯に入れられたら熱くて逃げちゃうけど、自らくつくつ煮込めば煮込まれちゃうよ。という話。

使えなくても不便をしなかった。ずっとそれでいけると思っていた。
ところがある日、使えなくなった。周りを見回したら時代が変わっていた。
ワーオ。

よく、今の若い世代が老化しても機械は使えるんじゃないかと聞かれる。よくここにも書いている。
でも、断じてそんなことはない。
常に、自分がゆでられていることを意識できる環境ならともかく
時代の常に最新のものを手当たり次第にやっていないとか
新しいサービスが出来ても「また○○みたいなものか、後発だな。ふっ」と思ってたりとか
彼女が髪を切ったことに気づかないとか、
彼氏の髪が薄くなってきていることに気づかないとか、

そういうかなり敏感じゃないと時代とともに進むって難しいんじゃないだろうか。
最後の2行は余計ですね。はい。反省中。

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思い込んだら

思い込んだら 試練の道を~♪

#って、私巨人ファンですが、巨人の星をリアルで見たことがありません。
#確か、10代の頃、月刊ジャイアンツを購読していたときにそんなフレーズを読んでしまい、それ以来「思い込んだら」と聞くと「試練の道を」と枕詞の様になっています。

まあ、そんなことは置いといて・・・

本日は中京大学のユーザビリティ論の授業に御邪魔させていただいたのですが、
「高齢者は新聞を広げたとき最初にどこを見ると思いますか?」という質問をしたところ、「???」「実は、死亡欄なんです・・・」(これ実話)と言ったときの動揺した学生さんたちが忘れられません。

最近、(滅多に読まないですが)雑誌を読んでいて結婚という2文字を見るたびにその投稿者が自分より年上か、年下か、そういうことを気にしだすのと同じ感覚かな、とも思います。ところで、30歳になりました。ボジョレーヌーボ解禁と共に。

さて、今日はMさん(66歳・女性)のお話。
Mさん、英国にいるお友達と「タダ電話」=すかいぷ とやらをしようと、スカイプ電話を購入。
ところが、接続の仕方がわからないので呼ばれたわけです。ご近所さんかつ元生徒さんなので呼び出されたら行かないわけにも行かず。

スカイプフォンを握り締めるMさん。「あー、モリさん、待ってたわよー。」
「この線を何処に繋げばいいのかすら解らないの。」

見るとパソコンのUSB端子が裏にある。「ああ、これは裏に差し込めばいいんですね」「でも、裏にはプリンタが刺さっているわよ」「同じ形なので大丈夫です」「とはいえ、プリンタが。」「・・・まあ、大丈夫です。」「とはいえ、プリンタがささるところに電話が入るのはおかしい」「まあまあ。コンセントみたいなものですから。」

USBはなんでもささるが、彼女たちにそれを理解させるのは至難の業である。
私はご家庭のパソコンのUSB端子に「プリンタ用」「○○用」とシールを貼っている人を何人も知っている。
まあ、そう思えば良いじゃないかと思うので敢えて言いませんが。

ドライバをインストールして、スカイプフォンの設定が終わる。
ピッという音が鳴ったら完了です、と言う説明文に、ピッの音を待つがなかなか鳴らない。

「ん?」と思ったら「ピッ」。大体何秒くらいかかるか、という目安が説明文にあるだけでも不安はかなり軽減できるのに・・・とブツクサ。

「これでつながりましたので、お友達のIDをもらってください」

「ID?」

「スカイプの電話番号のようなものです」

お友達に電話を掛けるMさん。「いまねー、ご近所のおねーさんがいらしてくださって」私はお嬢さんと言われなかったことに少し傷つく。嗚呼。三十路。

「で、IDというのを教えて!」

ところが、IDは英語である。英語と言うか、アルファベットである。TとかDとかまったく聞き取れていない。

私が変わってIDを聞き出す。そして、電話を変わる。

「ところで、あなた、電話番号は何番なのよ?」

?????

「だって、スカイプかけるのに電話番号が必要じゃない!」

「あ、あの、先ほど伺ったIDが電話番号の意味になるんです」

「いやでも、受話器には番号を押すところがついているわ。だから、あなた、電話番号を」

「いや、だから、あの。」

「えー、電話番号解らない?息子が全部設定してくれた?いいわねー。お宅の息子さんは。」

(省略)

「おねーさんが、大丈夫って言っているから電話切るわね」

ここから電話番号がいらないことの説得工作。

実際に彼女に電話をしてみる。

当然のごとくつながる。

「あらー、本当につながった!これってタダなのね!すごいわね!で、あなたの電話番号は?」


インターフェースが思い込みを誘導すると、彼らは永遠に思い込む。どんなに説得しても多分、使い慣れて「そういうものだ、番号がなくてもかけられるのだ」とカラダで納得するまで、多分、気持ち悪い感じで操作を続けているだろう。

また、スカイプフォンには謎ボタンがいくつもあり、それがさらなる彼女の混乱を引き起こす。

本日、このスカイプフォンネタを話させていただいたのだが、インターフェースがとても重要と言うことを、話しながら再認識させられた。はい。

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その理由?